2014/01/21

国内外で映画賞を受賞!サイバーパンクなSFストップモーション・アニメーション『Junk Head 1』


凄いクオリティの自主制作アニメーションが現れました。退廃した未来を舞台に繰り広げられるSF作品です。ストップモーション・アニメーションで作られているというのがまた良い!

80年代のサイバーパンク小説やそれに連なる名作映画、マンガなどの世界を踏襲しつつ、うまく融合させていて、全編が濃密でドロドロとした空気に満ちています。(そこが素晴らしい!)分かりやすい所でいえば、ギーガー、ヘル・レイザー、BLAME!のような雰囲気があるでしょうか。





SF好きにはたまらない世界です。立体アニメーションであることで、独特の空気と空間が醸しだされ、濃密な世界を補強しています。


■JUNK HEAD設定

遠い未来、人類は地球全土の化学物質や放射能汚染、オゾン層破壊による紫外線被害等の環境破壊の影響で遺伝子の崩壊が始まり滅亡の道を歩んでいた。

影響を避ける為に生活圏を地下に広げていたが地下に閉じ込められていた太古のウィルス感染より人口は1/10に迄に減少。

しかしウイルス遺伝子を利用した遺伝子組み換え技術の開発により、人類は不死と言える寿命を得た。
人体は分子レベルで無機物に転化し、呼吸も血液循環も必要無く微弱な電気刺激さえあれば頭部のみでも生存が可能になっていた。
(ファッション感覚でボディーを変える事も流行しており、不要になった体はAI(人口知能)の頭部を乗せた作業員用として売却していた)

ただ原子構造が安定しておらず10年に一度程度の原子配列の再構築が必要で、そのリセットさえ行えば永遠と言える寿命が見込まれているが、その代償として生殖能力を失った。

減少した労働力確保のためクローン技術による人間をモデルとした新たな生命の創造を始めたが、クローン達の反乱が始まり、長い争いの末に地表と地下で住み分けるという形で停戦状態のまま1200年の月日が流れていた。
(しかし境界では常に小さな争いが有り、今回の主人公も攻撃を避けられなかった)

新たなウイルスの発生も有り人口は更に減少していき人類存続の危機を感じた人間社会は混乱していた。

そんな折地下に送った監視カメラに偶然写されたクローンに生殖機能の可能性を発見し、その調査を始めた。
(当初頭数管理のためクローンには生殖遺伝子を組み込まなかったのだが)

地下に広がった空間の大きさ不明。

独自に進化したクローンの生態も不明。

しかし人類存続の為にその遺伝子情報がどうしても必要だった。


制作は堀貴秀さんがほぼ一人で4年かけて制作したそうですが、他にも2人の方が協力しているそうです。
■公式サイト:http://yamiken.jp/index.html

【追記】
世界最大級の国際短編映画祭「クレルモンフェラン国際短編映画祭」の国際コンペ部門で賞を受賞&「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014」のインターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門グランプリを受賞したそうです。凄い!



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