結局、本当だったのか、嘘・勘違いだったのか。気になっています。
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私は「星の王子さま」を撃墜した ドイツ元操縦士証言
2008年03月16日
http://book.asahi.com/news/JJT200803150004.html
童話「星の王子さま」で知られるフランスの作家アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ(1900~44年)が最後に操縦していた飛行機は、ドイツ軍戦闘機に撃墜されていた-。15日付の仏紙プロバンス(電子版)は、戦闘機に乗っていた元ドイツ軍パイロットの証言を報じた。
証言したのはホルスト・リッパートさん(88)。第二次大戦中の44年7月31日、南仏ミルの飛行場を出発、トゥーロン付近でマルセイユ方向へ向かう米国製P38ライトニング戦闘機を発見した。
「接近して攻撃を加え、弾が翼に命中した。機体は一直線に海へ落ちた。機内からは誰も飛び出さず、パイロットは見なかった。それがサンテグジュペリだったことを数日後に知った」と同紙に語った。
もし事実なら、やり場のない思いだけが残る話です。ですが、事実かどうかの確認がとれたという続報は、その後聞きません。日本語ではこのニュースに関する話が届かないからなのか、もはや本当のことは誰にも分からないからなのか。
少なくとも、2004/03/29 産経新聞【サンテグジュペリ機追跡60年】(4)によると、発見されたサン=テグジュペリ機の残骸からは、以下のことが分かるそうです。
・「時速六〇〇キロ以上のスピードでしょう。
それも、ほぼ垂直に墜落したと考えられる」
・木っ端みじんになって飛び散ったとみられる。
・サンテグジュペリ機はなぜ、このような墜落の仕方をしたのか-。
拾い集められた機体には、銃撃を受けた痕跡がないことも分かった。
戦闘で撃墜されたわけでもないようだ。
となると、墜落の原因としては何らかの故障、作家の体調不良、酸素不足、
また「当時、作家は極度に悲観的になっていたことが知られており、調査団は可能性としては自殺も否定できない」とも。いつか本当のことが分かる時は来るのでしょうか。別に知りたくない、という人もいるでしょうけれど、私は知りたい。
『紅の豚』のラストには『時には昔の話を』とともにサン=テグジュペリの郵便飛行の人たちを象徴する絵が出てきていること、マンマユート団ほか空賊たちは民族が描き分けられている、などが語られています。宮崎駿監督は、サン=テグジュペリから多大な影響を受けています。
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