2026-07-15

【日本人が見るべきアニメーション】人形から人間以上の執念を感じる、川本喜八郎の『道成寺』


今回紹介するのは、日本が世界に誇る人形美術家であり、人形アニメーションの巨匠である川本喜八郎さんの作品集です。期間限定でYouTubeにその代表作のいくつかが収録された動画が『作品集』として公開されておりますので、この機会にぜひとも観ていただきたいです。


川本喜八郎さんのアニメーションの凄み


川本喜八郎さん肖像

NHKで放送されていた『人形劇 三国志』が有名な川本さんですが、その真骨頂は人形を使用したアニメーション作品と言えます。彼の作品はまさに「日本が世界に誇るアニメーション」であり、芸術です。

川本さんの制作した人形アニメーションは他のストップモーションと異なり、表情が一切変わりません。しかし、そこに最大の創造性が隠されています。人形に当たる「光」の角度、強さ、首のわずかな傾き、「風」の表現、そして「間」の取り方、これらから観る人たちは無数の感情を読み取ることができるのです。


2025-11-02

「カルシファーって、本当は主役なんです」『ハウルの動く城』カルシファー役の我修院達也さんが語った宮崎監督との会話、喉への負担


今回は、文春オンラインに掲載されていた、多彩な才能を持つマルチタレントさん?と呼べばいいのでしょうか?な、我修院達也さんへのインタビュー記事『「おいら消えちゃうよ~」『ハウルの動く城』カルシファー役・我修院達也が語る「ジブリ声優の宿命」』より、個人的に面白かったジブリに関する箇所をご紹介します。

一応、以下が我修院さんです。写真は御本人ホームページより。見た目のインパクトも抜群です。


早速、その気になった部分のみ抜粋してご紹介します。

2025-10-20

次回作はSF!?宮﨑監督、『君たちはどう生きるか』の制作中にコロナに感染したスタッフの状況に興味津々


今回は、アニメーション映画プロデューサーの石井朋彦さんによる『君たちはどう生きるか』制作時に起こった、宮﨑監督のやり取りから見える監督の飽くなき探究心をご紹介します。


以下、その部分を抜粋してご紹介します。


石井:これはどこにも言っていないけど、今思い出した。『君たちはどう生きるか』の制作中に、別にお恥ずかしいって言っちゃいけないけど、コロナにかかったんですよ。しかもかなり初期の、まだ世の中がコロナがよくわからなかった時。

(中略)

石井:当時……新宿だったかな。アパホテルに隔離されるわけですよね。「10日間、これで安心だ。もうこれでうつさなくて済む」と。そうしたら携帯が鳴ったんですが、宮崎さんからなんですよ(笑)。「あっ、宮崎さんだ!」と思って。

工藤:(電話がかかってくることは)そんなにないわけですよね。

石井:たまにありましたけど、ないですね。それに出たら、うれしそうに「どう?」って言うんですよ。

工藤:「どう?」(笑)。

石井:(笑)。好奇心いっぱいなんですよ。つまり、社内で2人目か3人目のコロナで、しかも石井が今はホテルに隔離されているらしいと。「今、僕はたぶん6畳ぐらいのビジネスホテルの部屋にいます」と。

工藤:(笑)。なるほど。まず、そうやってお話しするんですね。

石井:そう。つまり、「いや、つらいです」とか……。

工藤:そうじゃないんだ。おもしろい。

石井:「大変です」とか、そんなことを宮崎さんは聞きたいわけじゃないんです。

工藤:聞きたいわけじゃないんですか(笑)?

石井:そうそう。いかに僕がいる場所がどうなっているかを知りたいわけです。だけど、なかなか表に出られないんですよ。「窓はちょっとしか開かないですね」とか。

工藤:(笑)。


2024-09-02

『天空の城ラピュタ』に王蟲とトリウマ登場もあり得た!?元ジブリの木原さんのポストは驚きのラピュタ裏話が満載!


今回は2024年8月30日に日本テレビ系列で放送された『天空の城ラピュタ』の前に、元スタジオジブリ制作の木原浩勝さんがX上にてポストされた驚きのラピュタ裏話をご紹介します。

それでは、以下がそのポストです。





2024-08-24

厳しい?妥当?天才アニメーターが語る、宮﨑駿がアニメーターに求める高いハードル


ジブリファンならばよくご存知だと思いますが、宮﨑監督は後進を育てる人としてはかなり問題アリな方であり、それはシンプルに理不尽なこともあるようですが、アニメーターにかなりハイレベルな能力を求めるからでもあるようです。

今回は、Full Frontalという、日本アニメの記録、分析、インタビュー、翻訳を行う海外のサイトにて行われた、日本のアニメーターの中でもトップクラスの実力を誇る井上俊之さんへのインタビューから、宮﨑監督がアニメーターに求める高い条件をご紹介します。

井上俊之さん(出典:Full Frontalより)


それでは、以下がその部分抜粋です。


Q. 井上さんは昔から宮崎監督の作品が大好きだそうですので、どうして怖かったの?

井上俊之. いろいろ怖い話が聞こえてくるわけですね。『ナウシカ』『ラピュタ』『トトロ』で何人か知り合いが参加して、宮崎さんに激しく怒られたとか、途中で降ろされた話しとかを聞いていたのです。

Q. 結局宮崎監督とのやりとりはいかがでしたか?

井上俊之. 聞いていたほど恐ろしくはなかったですが、時々は怒ってました。僕も森本晃司さんと遠藤正明さんと供に別室に連れて行かれて説教されたことがありました。学校の先生のようでしたね。

Q. でも結局勉強になりましたか?

井上俊之. 勉強になったというか、もっと自分は上手に描けると思ったけれども全然うまく描けなかった。宮崎さんの望むレベルに届かないことを痛感した。

(中略)

ジブリのキャラクターは立体としての正しさみたいなものは大事ではなくて、柔らかいマンガ的な絵です。動きにしても宮崎さんの望むものは理屈や正しさが絶対ではなくて、やっぱり宮崎さんの思う情感とか感情とかがもっとストレートに出さないといけない。どうしてもその直前の仕事に引きずられて理屈で考えすぎてしまう癖が出だしていて。