『崖の上のポニョ』の主人公、ポニョは言うまでもなくさかなの子です。
ですが、宮崎監督によると元々は違う生きものになる予定だったそうです。その話が聞けるのは、宮崎監督がカリフォルニア大学バークレー校で講演した際の発言です。その部分は30分頃にあります。
以下、その部分を抜粋して書き起こしたものです。
「ポニョはですね、はじめ赤いカエルだったんです。ブリキの赤いカエルだったんですけど、どうしても、何か見覚えのあるものしか描けなかったんで、金魚になってしまいました。
あの…ほんとにいい加減なんですけど、そのネジをキリキリっと巻くと、ぴょこぴょこぴょこっと動くブリキのカエルが、もし良いキャラクターになっていたら、全然違うストーリーが生まれてたろうと思います。」
あの…ほんとにいい加減なんですけど、そのネジをキリキリっと巻くと、ぴょこぴょこぴょこっと動くブリキのカエルが、もし良いキャラクターになっていたら、全然違うストーリーが生まれてたろうと思います。」
赤いカエルって、こんな感じ…?
赤いブリキのカエルのポニョ、一体どんなストーリーになっていたのでしょうか…?
さらにこの講演では、トトロについても語られていましたので、その部分を抜粋してご紹介します。
「自然界のモノってのはもっと奥深くて、人間の判断を超えてるものを持っていると思うので、『トトロを描く時にどこを見てるかわからないように描け』っていう風にスタッフに言いました。」
「トトロは、これはホントにスタッフに言いましたけど、利口なのか馬鹿なのか分からない、何かものすごく考えてるかもしれないけれど、何も考えてないかもしれない。そういう風に説明していました。」
「トトロは、これはホントにスタッフに言いましたけど、利口なのか馬鹿なのか分からない、何かものすごく考えてるかもしれないけれど、何も考えてないかもしれない。そういう風に説明していました。」
トトロがどこを見ているのか分からない、
というのは作品の中の表情にとても良く現れています。
何かものすごく考えてるかもしれないけれど、何も考えてないかもしれない、
というのもトトロの行動からよく分かりますね。
動画では他にも、『千と千尋の神隠し』に触れ、千尋がふしぎの国に行く方法として、安直でない(トンネルに入ってふしぎの国に行くありきたりな方法ではない)行き方を考えていたが、いつまでたっても話が進まないので破棄してしまった、というエピソードを披露するなど、面白い裏話がたくさん詰まっているので、全編聞いてみるのもオススメですよ。
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