今回は、スタジオジブリが買い取ろうとしていたロシアのアニメーションをご紹介します。これは、かのユーリー・ノルシュテインがロシアのテレビ局から請け負って制作した、子供番組「おやすみなさいこどもたち」のオープニングとエンディングのアニメーションです。
ほのかに暖かい雰囲気と、リアリティのある動き、ディテール、これが切り絵を少しづつ動かして作られているというから驚きです。
この作品は結局ジブリが買い取ることはありませんでした。その理由は、当時、宮崎駿監督がジブリで買い取ってくれようとしたことを知ったロシアのテレビ局が、高額を提示してきたからだそうです。ああ、余計な欲を…。
アニメーションの世界へようこそ―カラー版 (岩波ジュニア新書) | |
山村 浩二 Amazonで詳しく見る |
個人的なハーモニー ノルシュテインと現代アニメーション論 | |
土居 伸彰 Amazonで詳しく見る |
【こちらも併せてどうぞ】
“アート・アニメーションの神様”ユーリー・ノルシュテインの代表作『霧の中のハリネズミ』
油絵が動く!あまりにも美しいアレクサンドル・ペトロフのアニメーション
ジブリとも縁が深い!ロシアの傑作アニメーション