夕暮れ時は「逢魔が時」とも呼ばれ、古くは化物、妖怪と言った類と出会ってしまう時間とも言われました。今回は、大正ロマン、昭和レトロとSFが組み合わさった世界に訪れる「逢魔が時」を描いた短編アニメーションをご紹介します。
この作品から『千と千尋の神隠し』を連想した方もいらっしゃるかと思います。
「レトロな町並み」と「夕暮れ時に集う化け物」たちに「少女が出会う」という要素が共通していますので、その点で同じ世界観を使っているといえます。
この作品に『千と千尋の神隠し』からの影響があったかどうかは定かではありませんが、怪しいものと出会う“逢魔が時”には人を魅惑させる何かがあると思いますので、偶然似てしまう部分もあるのだと私は考えます。
作品を制作したのは弥栄堂こと塚原重義さん。音楽・異形デザイン・作画にはアカツキチョータさんが参加されています。
よく見ると有名な妖怪がモチーフになっているのが分かるデザイン
こちらに出ているのはおそらく鵺と山彦
塚原さんの作品は以前このブログでも取り上げさせてもらいました。【大正ロマンとSFの融合した世界観が創りだす幻想活劇アニメ『端ノ向フ』 】こちらも興味のある方はどうぞ!
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