2016-01-27

『耳をすませば』 カントリー・ロードの歌詞を巡る宮崎駿との対立、近藤監督が涙した理由


ジブリの『耳をすませば』で歌われる『カントリー・ロード』の和訳歌詞は、鈴木敏夫プロデューサーの娘さんが作詞したものです。ただし、その歌詞はのちに宮崎駿さんが多少アレンジを加え、それが現在の完成版となっているそうです。

今回は、この『カントリー・ロード』の和訳歌詞を巡る、近藤喜文監督と宮崎駿さんの対立と、そこに秘められた思いをご紹介したいと思います。

2016-01-22

『魔女の宅急便』 どうしてキキはジジの言葉が分からなくなったのか?


魔女の宅急便、途中からジジは人間の言葉を喋らなくなり、結局、最後まで言葉を取り戻すことはありませんでした。キキはどうしてジジの言葉を理解できなくなったのか?いやそれとも、ジジが喋れなくなったのか?」このことについては、「恋をしたから」など、様々な解釈があるようです。

この「なぜなのか?」に関しては、書籍『ジブリの教科書5 魔女の宅急便 (文春ジブリ文庫)』のノンフィクションライターの柳澤健さんによる『ユーミンはもう、キキではなかった』によれば、こうあります。

『魔女の宅急便』 キキはなぜ突然飛べなくなったのか?宮崎監督の言葉


ジブリの『魔女の宅急便』の終盤、キキは突如として飛べなくなってしまいます。

そしてそのまま物語はクライマックスまで向かいますが、キキがなぜ突然スランプに陥ったのか?その理由はハッキリと明かされてはいません。この理由については、多くの人が様々な解釈をしています。

では、宮崎駿監督ご本人は、この点に関してなんと言っているのでしょう?書籍『ジブリの教科書5 魔女の宅急便』(文春ジブリ文庫)によると、こうあります。

考えさせられる。『魔女の宅急便』に出てくる「アタシこのパイ嫌いなのよね」の子に対する宮崎監督の言葉


今回は、ジブリ版『魔女の宅急便』でも有名な“あのシーン”に対する宮崎駿監督の考えさせられる言葉をご紹介します。



物語は中盤、突然の雨でずぶ濡れになりながら、優しい老婦人の焼いたパイを彼女の孫に届けに向かうキキ。しかしそこで待っていた孫は…

冷めた態度だった。

「おばあちゃんからまたニシンのパイが届いたの」
「だから要らないって言ったのよ」
「アタシこのパイ嫌いなのよね」

…その冷たい対応と老婦人とのギャップで、この子に怒りを覚えた方もたくさんおられると思います。私もイラッとしました(笑)。しかしこのシーンに対して、宮崎監督は『ジブリの教科書5 魔女の宅急便 』(文春ジブリ文庫)に収録されたインタビューにおいて、このように仰っています。

2016-01-15

まるでラピュタを閉じ込めたよう!試験官の中を浮遊する小さなふしぎの家


どことなくラピュタを連想させる、試験官の中に浮いている小さくてふしぎな建築物のアートをご紹介します。