2017/02/23

『耳をすませば』の劇中劇「バロンのくれた物語」のシーンは、細かな背景にも名前と意味がある!


『耳をすませば』で雫が書いている劇中劇「バロンのくれた物語」。

このシーンに登場する美しい背景は、画家・井上直久さんの生み出した世界『イバラード』が元となっていますが、シーンとしてはほんの短い間だけに登場しています。しかし、この短いシーンの中でも、その背景の一つ一つには意味があり、非常に内容の濃いシーンとなっているのです。今回は、そちらを書籍『「バロンのくれた物語」の物語』からご紹介します。

以下、その短いシーンに登場する背景の解説です。


十字路の小惑星

小さな家の惑星

鉱石の星
【井上直久さんの解説】この星の住人は艶のあるものが好きで、
結晶質の星を掘り出しては磨きあげたので、
星全体が鉱物標本のようになってしまいました。

迷路の星

左:葉巻型の乗り物 右:赤い星
【井上直久さんの解説】
葉巻型の乗り物:葉巻型の鉱物の中をくり抜いて作った乗り物
=住居のつもり。

左:オレンジとブルーの星 右:透明スパイラル惑星
【井上直久さんの解説】
透明スパイラル惑星:ウルトラマリンブルーのスパイラル(螺旋)で、
内側に透明なオレンジをかぶせた構造が見えています。

左:水滴惑星 右:ラグビーボール型針金惑星
【井上直久さんの解説】
水滴惑星:宮崎さんのお気に入りとのこと。
ラグビーボール型針金惑星:これはどうも住人たちの手で、
造られつつある小惑星のようです。

青い水の星
【井上直久さんの解説】この星の陸は水の上を外殻上におおっていて、
その下にある水の質感が青く煙ったように半透明で気に入っています。

中空惑星(多層惑星)
 【井上直久さんの解説】僕の好きな形のひとつです。
これで二重、三重になっているのや、
水面が膜になって多層になっているのもあります。
まあ地下資源を使いつくしてしまっても、
ソーラーや風力を使って、こういう星の上でこういう景色を
楽しんでもいいんじゃないでしょうか。

多重惑星
【井上直久さんの解説】二層目の内側がゼリーか青い空気のように
色がついていて、内の世界を包んでいます。


以上の情報を知った上であのシーンを見直すと、さらに想像力が膨らみ、あの短いシーンを非常に濃く楽しむことができるのではないでしょうか。どのシーンに何があるのか、探してみてはいかがでしょう?

「バロンのくれた物語」の物語―映画『耳をすませば』より (ジブリ THE ARTシリーズ)
「バロンのくれた物語」の物語―映画『耳をすませば』より (ジブリ THE ARTシリーズ)宮崎 駿

Amazonで詳しく見る
さんけい スタジオジブリmini 耳をすませば いざ、おともつかまつらん ノンスケール ペーパークラフト MP07-53
さんけい スタジオジブリmini 耳をすませば いざ、おともつかまつらん ノンスケール ペーパークラフト MP07-53

Amazonで詳しく見る


【こちらも併せてどうぞ】
『耳をすませば』に影響を与えた画家、井上直久さんと美しい『イバラード』の世界

ジブリ好きも、そうでなくても必見!最高峰のファンタジー世界『イバラード』

イバラードの世界をジブリキャラが訪れる、夢のコラボ動画



0 件のコメント:

コメントを投稿