ほんのちょっとだけですが、『魔女の宅急便』には宮崎駿監督が登場しています。そのシーンは終盤、クライマックス後の場面です。
スランプに陥ってしまったキキ。あの『ニシンのパイ』の件で出会った老婦人からプレゼントを貰い、涙する。ウルスラとの語らいと、老婦人の優しさで元気を取り戻しつつあったが、突如、テレビから飛行船事故のニュースが流れてくる。
その映像には取り残されてしまったトンボが!
老婦人の家からすぐさま飛び出していったキキは、その場にいたおじいさんからデッキブラシを借り、力を振り絞ってコントロールの効かないブラシのまま飛んで行く。
そして見事、落下寸前のところでトンボを救い出したキキ!
一方、デッキブラシを貸したおじいさんは誇らしげに言っていた。
「あのデッキブラシはワシが貸したんだぞ!」
…この群衆の中に宮崎駿さん、いるのです。
ここに
言われてみれば、確かにちょっと似てる!(当時の姿に)
劇場用パンフレットによると、アニメーターがこっそりやったお遊びではないか?とのことでした。(なお、このパンフレットはスタジオジブリ作品関連資料集〈3〉型録 (ジブリ THE ARTシリーズ)でも確認することができます。)
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