『もののけ姫』に登場するコダマといえば、これを思い浮かべますよね。
森に住んでいる精霊で、コミカルで可愛げのあるキャラクターです。
ですが、 The art of the Princess Mononoke―もののけ姫 (Ghibli the art series) に載っている、宮崎駿の描いた初期のイメージボードでは、コダマはお世辞にも「カワイイ」とはいえないものでした。
それがこちら。怖い。
当初は仮面を付けている設定だったようです。
頭身も大きくてなんか不気味。
いっぱいいる。怖い。
こちらを見守っている。怖い。
アシタカの真似をするコダマ。これはちょっとコミカルでしょうか。
でもドクロのお面とかあってやっぱり怖い。
完成版では可愛げのあるキャラクターになって良かったですね。初期のコダマのデザインは、宮崎駿監督が好きな漫画家、諸星大二郎先生の『マッドメン』の匂いがします。
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