今回は『千と千尋の神隠し』から、映画の製作段階(イメージボード)の頃の、完成した映画版とかなりイメージが違う湯婆婆&銭婆と坊をご紹介したいと思います。
まずは銭婆と湯婆婆。銭婆は背が高くなっています。普通に意地の悪いお婆さんようです。絵の横には「魔力も金力も強い」というコメントが。一方湯婆婆はなんだか自信なさげな表情。コメントにも「コンプレックス」と書いてあります。優秀な銭婆へのコンプレックスを持っていたキャラだったようです。
次は坊。だいぶ意地の悪い顔です(笑)ネズミになっても可愛くなさそうです。当初は野太い声も想定されていたそうなので、あまり「幼児」という感じではなかったのでしょうか。
この画像は【The art of spirited away―千と千尋の神隠し (Ghibli the art series)】に収録されているものです。
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