今回は『天空の城ラピュタ』より「ドーラ一家の豆知識&裏設定:第二弾」をご紹介します。
ドーラの亡夫は天才発明家
これは書籍『ロマンアルバム 天空の城ラピュタ』にも収録されている情報ですが、特に詳しいのは『小説 天空の城ラピュタ』です。小説版ラピュタによると、ドーラは、まだ海の海賊だった頃に天才発明家だった旦那さんと出会い、「どうもさらってしまったらしい」のです。
その後の詳細は小説にも描かれていませんが、シャルル、ルイ、アンリの3人の子供が誕生しているところから、ドーラとともに海賊をしていたのでしょう。(本心では辞めて欲しかったのかも?)
ドーラ一家が駆使するタイガーモス号、フラップターも彼の発明品であり、特にフラップターは戦闘用ではなくスポーツ機として発明されたものだったそうです。
特にこのタイガーモスの発明により、ドーラ一家は海の海賊から空の海賊への転身を果たしたそうですから、いかに亡くなった旦那さんが重要な人物であったか分かりますね。
さらに小説版によると、ドーラは子どもたちに旦那さんのようになって欲しかったらしく、「一応学校に行かせて、一流の家庭教師も付けた」そうなのですが…父のようには行かなかったようですね(笑)
息子の中でルイだけ親が違う!?
亡夫の話題が出たそばからさっそく衝撃の裏設定(?)です。ドーラの次男であるルイ(画像真ん中の彼)、彼だけ父親が違うかも!?
こちらは書籍『The art of Laputa』にある宮崎監督のコメントです。赤字部分で囲ってある発言をご覧ください。
「ルイはね、ドーラがスペインあたりのイイ男と恋仲になって出来た子だけど(略)などと、バカなことを考えて描いたんです。」…これは、“そういうイメージで描いた”という意味なのか、それとも彼だけは本当に父親が違うという設定なのか…当ブログとしては判断保留にしたいと思います(笑)
ドーラ一家には日本人がいる
ドーラ一家には、3人の息子の他に「じっちゃん」ことハラ・モトロ、そしてドーラが見込んで連れてきた5人の部下がいます。彼らの名前はそれぞれ「カ、キ、ク、ケ、コ」。本名なのかドーラが面倒だから付けたニックネームなのかは不明ですが、この中に一人、日本人がいるのです。
彼らは画像左上からク(中国)、真ん中上がカ(ポルトガル)、左下がコ(セネガル)、真ん中下がケ(日本)、一番右の片目の男がキ(エジプト)です。というわけで、日本人は真ん中下の長い黒ひげの男「ケ」でした。
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