2014-07-08

ジブリ作品の脇役が主役の短編作品が公開中!?


なんと、2007~2008年にかけて『天空の城ラピュタ』『魔女の宅急便』『ハウルの動く城』『千と千尋の神隠し』に登場した名脇役たちのスピンアウト作品の製作が予定されていた!?詳細は以下をどうぞ。

地底のポムじいさん(60分)



伝説の少年がいた。その少年の名前は、ポムといった。ポムは、空を飛ぶことを夢見る少年であった。また、ポムは花を愛する詩人でもあった。

青年となったポムは、飛行機械をこしらえて大空へ羽ばたいていった。ポムが目指していたのは、伝説の空の城、ラピュタ。必ず自分の手で発見してみせる、そのように強く誓う青年であった。ポムは、空を飛び続けた。

ある日、ポムは悟った。人間は土と離れては生きて行けない。地に足をつけないで暮らしていくことは出来ないのだと、悟った。

そして、空ばかり飛んでいた過去の反動であるかのように、ポムは地底で生活するようになった。意外にも、地底の世界は空に負けない広さがあった。飛行石の声に耳を傾ける時、そこに無限の空間の拡がりを感じた。空の彼方へ思いを馳せるために、必ずしも空に上がる必要はなかったのだ…。

今日も、地底から空を見守っているポムじいさんの姿があった──。哲学的な世界観を感じさせてくれる逸品。


おソノさんの毎日は大騒ぎ!(60分)


グーチョキパン店では、先日待望の赤ちゃんが生まれた。だけど、新しく増えた家族は、何かとお店に騒ぎをもたらしてくれる。おソノさんの洗濯を邪魔したかと思えば、主人のパン作りの邪魔をしたりする。

この間なんか、お店に買い物にきたトンボの足を突然引っ張って、驚いたトンボが転んで家具を引き倒し、お店が大変なことになっちゃった。赤ちゃんは大声で泣き叫び、おソノさんが慌てて飛んできて、あやしてあやして、ようやく落ち着きを取り戻すのであった。

グーチョキパン店で日々繰り広げられる日常のどたばたをコミカルに描いた、ほのぼの系作品。


マルクルのはじめてのおつかい(60分)



ある日、マルクルはハウルからおつかいを頼まれた。まじないで使うのに欠かせない、イモリの黒焼きが切れてしまったのだ。

初めて一人でお使いに出ることになったマルクル。目指すお店は少しばかり遠かった。マルクルは、道を尋ねる時にはおじいさんの姿に変装するなど、マルクルなりに使える魔法を駆使してピンチを乗り切っていく。

ようやく目指すお店に着いたは良いが、そのお店の前には、何かとハウルを敵視するオタマ人が待ち構えていた!

手に汗握る、マルクルの大冒険の物語。



カオナシの里帰り(60分)



人がこの世に生まれる前から、カオナシはこの世に彷徨っており、
人がこの世を去った後も、カオナシはこのよで彷徨い続ける──。

そんなカオナシにも故郷があったりする。
銭婆の家にいたカオナシも、ある日故郷に里帰りをした。
お父さん、お母さん、兄弟と再会するカオナシ。
カオナシは、銭婆の家で覚えてきた編み物や料理を手伝った。
マフラーを編んで、両親や兄弟にプレゼントをした。

しばらくして、カオナシはまた元の世界に戻っていった。
見送る家族の首には、マフラーが巻かれていた。

何とも言えない感想に襲われる、不思議な感覚の里帰り物語。


気づかれているとは思いますが、これらはフェイク。「ジブリコミュニケーション広場」さんの2007年のエイプリルフール企画のひとつとして作られたパロディでした。(http://www.asahi-net.or.jp/~hn7y-mur/chihiro/index2007.htm)よくできていますね。

ちなみにこのエイプリール企画は毎年やっていらっしゃいます。2014年はこんな感じ(http://www.asahi-net.or.jp/~hn7y-mur/ghibli/april_fool2014.htm

でも、『めいとこねこバス』や『星をかった日』など、ジブリは絶対に続編(スピンオフ)を作らない、というわけではないので、全くありえない話ではないかもしれませんよ。


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