2016-09-20

あらゆる分野のクリエイターに影響を与え続けるチェコアニメの巨匠、ヤン・シュヴァンクマイエルの代表作『アリス』


日本の“アニメ”ではない世界の“アニメーション”への扉を開くことになる時、多くの人はこの方がきっかけになるのでは?というほど有名な巨匠、その人がヤン・シュヴァンクマイエルです。
1934年、チェコスロヴァキアのプラハ生まれ。アニメーション作家としてだけでなく、芸術家、とりわけシュルレアリストとして幅広く活動している。その映像表現は一度見たら忘れられない強烈な体験として、カンヌ、ベルリン、アヌシー、チェコ国内など世界中の映画祭で絶賛されている。


CGではなくストップモーション・アニメーションで作り続けるその作品は、奇妙で、不気味で、ユーモアがあり、引き込まれてしまう。その影響は極めて大きく、テリーギリアム、ティムバートン、ギレルモ・デル・トロ、ニール・ゲイマン、ブラザーズ・クエイ、ビョークを初めとする数多くの映画監督、クリエイターの尊敬を一身に集めている。


■代表作:アリス

ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』を原作に3年の歳月をかけ製作した長篇第一作。9歳の少女をアリス役に起用し、実写とコマ撮りを組み合わせ、アリスの人形や白ウサギの剥製、気違い帽子屋の人形、靴下の芋虫など、様々なオブジェがユーモラスにグロテスクに動き回る。数ある“アリス” ものの中で群を抜いてオリジナリティが高く、国内外のファンも多い。


彼はアニメーション好きを超えた知名度と人気を誇っている方ですので、【ユーリー・ノルシュテイン】とシュヴァンクマイエルは、世界のアニメーションに興味を持った方ならば必ず聞くことになる名前だと思います。

今回は、ご本人の特設アカウントが(新作『Insect(虫)』の製作のため、製作費を米クラウドファンディングのIndiegogoで募っていた。https://www.indiegogo.com/projects/the-last-film-by-jan-svankmajer-insects--4#/)アップロードした代表作『アリス』の公式動画、それも見どころをピックアップして編集されたものをご紹介します。

こちらがその本編です。10個に分かれております。基本は『不思議の国のアリス』のストーリー通りに進みつつ、一方で強烈な独創性ではみ出している、良い夢のような、悪い夢のような、インパクトのある映像は必見です!


※毎回、動画の最後にドサッとアリスが天井から落ちてきますが、こちらは本編ではありませんのでご注意ください。




















シュヴァンクマイエルさんの作品は多くの影響を与えすぎていて、一度彼を知ったならば奇妙なストップモーション・アニメーションはどれもシュヴァンクマイエルに見える現象に悩まされること請け合い!(笑)奇妙なアニメーションの代表格、基本ですよ!


※シュヴァンクマイエルのアリスはアマゾンプライムでも観られます。

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