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2014-06-19

千尋の先祖はもののけ姫のサン!?スタッフの語る『千と千尋の神隠し』の裏設定!


『千と千尋の神隠し』の関連書籍 千と千尋の神隠し 千尋の大冒険 別冊COMIC BOX vol.6 [雑誌] には、スタッフアンケートおよびインタビューが収録されているのですが、中には「そうなんだ!」と驚いてしまう豆知識から、思わず「本当なの!?」というような冗談とも本気とも付かない裏設定(?)が書かれていますので、そちらの気になった発言を抜粋してご紹介します。

■千尋には来年かわいい妹が出来る予定。(賀川愛/作画監督)

■湯婆婆と銭婆の違い。湯婆婆は胸元にイボが1つ。銭婆は胸元にイボが4つ。(田中敦子/原画)

2014-06-13

宮崎駿の書いた『千と千尋の神隠し』の幻のテーマ曲「あの日の川で」


『千と千尋の神隠し』の主題歌といえば、もちろん「いつも何度でも」です。しかしこの曲に決まる前には、宮崎駿監督が作詞し、久石譲氏が作曲した曲が主題歌になる予定でした。詳しくはこちら

今回は、そんな幻のテーマ曲(宮崎監督が久石氏にテーマ曲のイメージとして充てた詩)「あの日の川で」をご紹介します。


2014-06-10

『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」は、千と千尋の神隠しのための歌ではなかった。


「呼んでいる 胸のどこか奥で いつも心踊る 夢を見たい」このフレーズだけでメロディーが蘇ってくる『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」。

この曲、本来は違う映画の企画のために作られた曲であり、千と千尋のために作られた曲ではありませんでした。以下、『千尋と不思議の町  千と千尋の神隠し 徹底攻略ガイド』(角川書店)による、作曲・歌を担当した木村弓さん、作詞を担当した覚和歌子さんのインタビューからの引用です。

木村「もともと宮崎監督のアニメ映画は好きでしたが、『もののけ姫』を見た時に、ものすごく印象に残ったんです。(中略)それからしばらくたったある時、ふと「私も宮崎監督の作品に歌で参加したい」という思いが涙とともにわいてきて、どうしてもその思いを抑えることができなくなってしまい、私のCDとテープを添えた手紙を宮崎監督にお送りすることにしたんです。そうしたら、後日、監督からお返事をいただきまして、「大地震に襲われている東京を舞台にした『煙突描きのリン』という企画を進めているので、もしその作品が形になる時がきたらご連絡するかもしれません」というような内容だったんです。そんなお返事をもらってしばらくしたころ、ふとメロディが湧いてきまして、それがこの曲になったんです。
(中略)
出来上がった歌詞を見たときは、私の漠然とした思いを覚さんが不思議なほどちゃんと汲み取ってくれたと感じました。それで宮崎監督からのお手紙がきっかけで生まれた曲なので、企画の進展とは関係なくご報告のつもりでお送りしました。そうしたらだいぶ経って「とてもいい歌ですが、企画そのものが中止になりました」と、お返事があったんです。」

2014-06-03

『千と千尋の神隠し』 カオナシの初期イメージはイケメン風な佇まい!


スタジオジブリの関連書籍には、初期の設定画や背景美術などのビジュアル方面に特化した『ジブリTHE ARTシリーズ』という設定資料集のシリーズがあります。

その中の『千と千尋の神隠し』の書籍 The art of spirited away―千と千尋の神隠し (Ghibli the art series) に載っているカオナシの初期イメージが、あまり根暗な感じがしない、不思議な佇まいだったのでご紹介します。

まずは映画の中のカオナシ。陰気で謎めいております。

2014-04-25

ジブリの認める『千と千尋の神隠し』のモデル地の画像


『千と千尋の神隠し』のモデル地って、本当に根拠不明の怪しいところが多いんです。いや、これはおそらく『千と千尋の神隠し』に限らず、スタジオジブリというブランドにつきまとう問題なのだと思いますけど。

最近でも、スタジオジブリから「モデル地として正解ではない」と名指しで言われている群馬の四万温泉(積善館)を【http://www.ghibli.jp/15diary/000060.html 1月9日の日記より】いまだに「モデル地」と紹介するネット記事が見受けられました。(この旅館は、いわく「日テレの番組で油屋のイメージモデルとして紹介されたことがある」と自サイトで宣伝しています。しかしそれはスタジオジブリさんが認めた演出ではないことを、とある方が直接ジブリさんに確認してくださいました。また「千と千尋の神隠し」の制作の前に、宮崎駿監督がこの旅館を訪れたと言っているそうですが、監督が訪れたのは「公開後」だそうです。)



※「山形の銀山温泉」「宮城の鎌先温泉」「群馬の四万温泉」「長野の渋温泉」「鳥取の羽合温泉」は、「うちが油屋のモデルではないか?」とジブリに問い合わせ、「これらの温泉地に監督が訪れたことがあるのか否かについては、残念ながらわかりませんが、監督が特定のモデルはないという以上、正解ではないようです。」と回答されている場所です。



ですので、今回は「実際にジブリがモデル地と認めている場所の画像を見て頂いたほうが分かりやすいだろう」と思い、以下の投稿

「『千と千尋の神隠し』の舞台・モデル地は九份」というデマについて&モデル地と称する日本の旅館について
http://flying-fantasy-garden.blogspot.jp/2013/10/blog-post.html

を補足する形で、『スタジオジブリ関連の資料で、宮崎駿本人やスタッフから「モデルにした、参考にした」と認める発言があるモデル地』を画像で紹介してみたいと思います。

2014-04-15

『千と千尋の神隠し』 油屋のモデルとなった道後温泉の動画がカッコイイ!


『千と千尋の神隠し』、宮崎駿監督や、美術監督の武重洋二氏から、油屋のモデルとして「参考にした場所である」と明言されている、愛媛県松山市の道後温泉(本館)。

勝手にモデルを自称する旅館もありますが、ここは本当に認められている場所です。

古くは古事記にも残る『日本最古の温泉』としても知られている道後温泉ですが、そんな道後温泉本館の改築120周年を記念した公式ムービーをご紹介します。

2014-04-11

『千と千尋の神隠し』 当初の構想では○○と戦って終わるはずだった!


『千と千尋の神隠し』の物語は、中盤にカオナシが暴走し、収束した後半、海を走る電車(海原電鉄)へ乗るシーンから雰囲気が一変します。

そこがまた作品の魅力なのですが、当初の構想では、中盤以降の展開は全然違うものだったそうです。

2014-01-26

『千と千尋の神隠し』イメージアルバムに収録されているカオナシの歌の歌詞が怖い。


スタジオジブリの作品には、ほぼ毎回『サントラ』とは別に『イメージアルバム』なるCDが存在します。これはその名の通り、その作品をイメージして作られた音楽集で、作品の公開前に発売されているものです。

内容は、本編で使用されている曲の原曲になっていると思われる音楽などが多数収録されていて、非常に聴き応えのある面白いCDになっています。例えば『千と千尋の神隠し』のイメージアルバムの場合、

千と千尋の神隠し イメージアルバム
千と千尋の神隠し イメージアルバム久石譲,う~み,おおたか静流,上條恒彦,ムッシュかまやつ,RIKKI,サントラ,宮崎駿

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歌詞付きでプロの歌手が歌われている曲が多いのですが、その中には明らかにカオナシのイメージソングと取れる曲があるのです。以下がその歌詞(抜粋)になります。

2013-11-01

『千と千尋の神隠し』の絵コンテを見たら千尋のお父さんの職業が分かった! ~ジブリの絵コンテから分かること~


ジブリの絵コンテから分かること。今回も『千と千尋の神隠し』から。

物語は序盤。
引越し先へ向かう途中、道を間違え森に入り込んでしまった荻野一家は、奇妙なトンネルを見つける。娘の千尋の嫌悪感をよそに、父はトンネルの向こう側に興味を持ってしまい、そのまま一家は“不思議の町”へと入り込んでしまう…。

トンネルの中に入る前、入り口の建築物を触りながら、父親は言います。
「何だ、モルタル製か。結構新しい建物だよ。」

…妙に詳しいですね。というわけで、これにも理由がありました。

2013-10-30

『千と千尋の神隠し』 湯婆婆があの時に放った技は「かめはめ波」だった! ~ジブリの絵コンテ集から分かること~


ジブリの絵コンテ集から分かること。今回は、ジブリの映画においても、日本の映画の興行収入においても圧倒的トップの『千と千尋の神隠し』から。



“千”こと千尋が招いてしまったことにより、油屋に侵入したカオナシ。

偽物の金をエサに青蛙を飲み込むと、その声を使って暴飲暴食をはじめる。その勢いで千尋に迫るカオナシだったが、千尋は拒否。これに逆ギレしたカオナシは、さらに2人(匹?)を飲み込んだあと、またも暴飲暴食を尽くしはじめる。その勢いで再度千尋を呼び出すも、これも拒否され、今度は諭され、差し出された団子を食べた途端に苦しみだす。

この仕打ちに怒り狂い、ついには千尋を追いかけ暴れ回るが…。

ついに堪忍袋の緒が切れた湯婆婆。「お客さまとて許せぬ!」とカオナシにエネルギー弾を放つ!
湯婆婆がカオナシに放ったエネルギー弾はかめはめ波だった!その説明には(ドラゴンボール風)と書いてある!

しかし…という、このシーン。エネルギー弾を放つ湯婆婆の動きに、有名な“あの技”を思い出した方も多いはず。という訳で、もしやと思い絵コンテ集を確認してみると……!?

2013-10-22

「千と千尋の神隠しのモデル地は台湾の九份」という説は、宮崎駿ご本人が否定しています。


台湾の番組のようです。
当該発言は3分20秒頃から。
ハッキリと「違います」と言っています。

【FOCUS新聞】TVBS專訪宮崎駿 72歲不老頑童

その前の2分56秒頃には、宮崎監督は台湾へは「機会があったら尋ねるかもしれない」と発言しています。モデルにした場所に対してこのような発言するとは考えづらいと思うのですが…。

というわけで、やはり違いました。

ご本人も言っているように、
「同じような風景はいっぱいある」ということですね。
そもそも「似てる」と「モデル地である」とは全然違いますので、
両者を混同したらその時点で「嘘」になります。
似てる場所は似てる場所、モデル地はモデル地です。

2013-10-21

日テレの『世界の果てまでイッテQ!』が「千と千尋の舞台は九份」とデマを飛ばした件


TV番組ってリサーチしないのでしょうか?

今ネットで調べても「九份は千と千尋のモデル地じゃない」という情報が増えつつあるのに、今もってデマを飛ばすとか、どうして影響力のあるTV番組が正確なリサーチを怠るのでしょうか。


【“台湾の九份がモデル・舞台”は嘘です】ジブリのデマを解くまとめ【都市伝説/千と千尋の神隠し】
http://matome.naver.jp/odai/2134427249855744901

千と千尋の神隠し 舞台のモデルになった場所
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n164416


日本テレビは、ジブリ作品の放映権を持っているのですから、スタジオジブリに確認を取ることは困難ではないはずでは?それとも「制作会社のやったこと」なので関係ないということなのでしょうか?

それとも確認取った上で放送したのでしょうか?なら僕が聞いた答えと違うのですが…。

というか、
最近、宮崎駿氏は台湾の番組で「九份(台湾)はモデルじゃない」と否定されたのですが…?
http://flying-fantasy-garden.blogspot.jp/2013/10/blog-post_22.html

ただでさえ影響力の強いテレビ番組が適当なリサーチでデマ飛ばして、それを信じた人たちはどうするんですか…。

面白い番組だと思います。でもデマはデマです。


人は、一度信じてしまった情報は、それが例えデマであっても守りたがってしまうんですよ。一度「九份がモデル地」だと思い込んだ人は、その考えを変えたがらないんですよ。宮崎駿監督が否定しているにもかかわらず。

どうしても九份がモデル地だというのなら、頼むからそう書いてあるジブリの資料か信頼出来る人の言葉を持ってきてください。

2013-10-01

「『千と千尋の神隠し』の舞台・モデル地は台湾の九份」というデマについて&モデル地と称する日本の旅館について


困ったものです。
某所でも書かせて頂いたことがあるのですが、スタジオジブリの名作アニメ映画、宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』に関するモデル地のデマ・嘘の多さ。まずタイトル通り、台湾の九份(九フン)は、千と千尋の舞台ではありません。そう断じる理由は色々とあるのですが、最終的には、私は直接スタジオジブリに問い合わせ、

「宮崎駿が“千と千尋の神隠しの舞台”の参考として、台湾の九份に取材に行ったという事実はありません。ネットではどうしてもこうした伝聞が広まってしまう。」というお返事を頂いております。


重要な追記


以下の動画で、宮崎駿ご本人は「台湾の九份はモデル地ではない」と否定しています。


該当部分は2分56秒頃からですが、まず宮崎監督は、今後台湾へは「機会があったら尋ねるかもしれない」と発言した上で、「台湾のどこかが千と千尋の神隠しのモデルになったのか」というインタビュアーの質問に対して、「違います」「同じような風景いっぱいあるっていうことです」と明確に否定しています。