2017-12-14
押井守の語るジブリの闇「なぜジブリに対する批判的な意見が活字にならなかったのか?」
ジブリ作品はどれも基本的に絶賛されているのが実情です。もちろん嫌いだという人もいますが、その声は少数でしょう。それはメディアでも同じです。メディアで「ジブリ嫌い」「つまらない」等々といった声は殆ど聞いたことがありません。なぜか?押井守監督によればこういうことのようです。
2017-12-11
なぜ!?『ホーホケキョ となりの山田くん』は面白すぎるエピソードを削って作った!
残念ながらジブリ作品の中でも屈指の不人気を誇る『ホーホケキョ となりの山田くん』。
しかし作品を観た方の多くは絶賛しており、決して作品としての出来が良くないわけではなく、興行収入は作品のクオリティと全くイコールではないことががうかがい知れる一品です。
この作品、観た方は感じたと思うのですが、非常にほのぼのとしたコメディで、大きく笑えるというものではありません。そこには、この作品のある秘密がありました。今回は、書籍『ジブリの教科書11 ホーホケキョ となりの山田くん』に収録されている鈴木敏夫プロデューサーの語り下ろし「四コマ漫画から生まれた五時間超のシナリオ」より、ちょっとビックリしてしまう高畑監督の作品作りをご紹介します。
2017-11-09
2017-11-03
『風立ちぬ』は兵器好きな宮崎駿の「矛盾」に向き合うために企画された作品だった
戦争が嫌いな一方、その道具である戦闘機や戦車は大好きな宮崎駿監督。この点については気になっている方々も多いのではないでしょうか?実は、鈴木敏夫プロデューサーが著書『ジブリの仲間たち』でこのように仰っています。
『風立ちぬ』は、僕が宮さんに提案した企画です。 宮さんは『ポニョ』が終わったあと、 零戦の設計者、堀越二郎を主人公にした漫画を描きはじめました。戦争を嫌い、戦争に反対する宮さんが、一方では戦闘機や戦艦、戦車への興味を持ち続けている。会議をしているときも、気がつくといつも紙の切れ端に戦闘機の絵を描いている。 この矛盾はいったい何なのか?いちどそこに正面から向き合った映画を作るべきだと思っていたんです。
ただ、そのテーマと、お客さんが宮崎駿に求めるものとは違うということも分かっていました。お客さんが見たいのは、『ナウシカ』『ラピュタ』『もののけ姫』のような冒険活劇。 あるいは、『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『千と千尋の神隠し』 のようなファンタジーです。その期待をはずして、実在の人物をモデルにした戦争と飛行機の映画を 作るわけですから、何か補強してくれる宣伝材料が必要でした。
(後略)
ただ、そのテーマと、お客さんが宮崎駿に求めるものとは違うということも分かっていました。お客さんが見たいのは、『ナウシカ』『ラピュタ』『もののけ姫』のような冒険活劇。 あるいは、『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『千と千尋の神隠し』 のようなファンタジーです。その期待をはずして、実在の人物をモデルにした戦争と飛行機の映画を 作るわけですから、何か補強してくれる宣伝材料が必要でした。
(後略)
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