視覚トリック・錯覚は、私たち人間が分かっていても「そう見えてしまう」もののひとつです。人間は完璧ではないと思わせてくれる貴重な体験でもあります。
こちらの画像をご覧ください。
灰色の網目の中に、等間隔に黒い点が配置されています。
…なんだかチカチカしますね。が、この画像の驚くべき点はチカチカする、ということではありません。なんだかチカチカしながらも、等間隔に置かれている黒い点は見ることができますね。問題はここから。画像の真ん中をじっと見ながら、周りの黒い点を見ようとしてみてください。すると、中心にある2つの点以外は見えなくなってしまいます。
それだけでなく、上にある黒い点をずっと見つめると下にある黒い点が、右上の黒い点をじっと見つめると左下の黒い点が見えなくなります。
これは2000年に発表された『ハーマングリッド現象』という錯視のバリエーションのひとつだそうです。錯視の研究で有名な立命館大学の北岡明佳教授がFacebookにこの画像をアップロードしたところ、広くシェアされて話題になったとのこと。こうして新たな錯視が生み出されることは、私たちにとっては楽しみが増えて嬉しいことですね!
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