2017/07/17

キキはその後どうなるのか?結婚、子供たち、そして…原作『魔女の宅急便』!


ジブリのオリジナル作品だと思われがちな『魔女の宅急便』ですが、原作が存在しています。


原作は6巻まで存在しており、映画のその後のストーリーも描かれているのです!(その後も番外編、特別編が出版されています)映画版の物語は原作の1巻部分だけ!キキの物語はその後どんな風になっているのでしょうか?かいつまんでご紹介します。

まずは主な登場人物をご紹介。映画版からは分からなかった情報もあります。
▼キキ
見たとおり、原作ではロングヘア。魔女のしきたりにしたがって、13歳で親元を離れ、コリコという海辺の大きな町を見つけて住みついた。たった一つできる魔法、ほうきで空を飛ぶことを生かして、宅急便屋さんをはじめる。その後、おかあさんからくしゃみの薬の作り方も受け継ぎ、店の前の通りで、くすりぐさを育てている。
成長するにつれ、恋に悩んだり、自分を見失いそうになることもあったが、数々の旅立ちをへて、「その6」では……。ちなみに2月2日はキキの誕生日。

▼とんぼ


原作では「とんぼさん」と呼ばれている。不思議なことが大好きな男の子。コリコの海岸で魔女のほうきを盗んだのがきっかけでキキと出会う。空を飛びたい若者が集まっている「飛行クラブ」の会員。「その3」の最後で、遠くの町の技術学校へと旅立った。キキとは友達以上恋人未満の微妙な関係でいたが、「その4」ではついに思いを伝えた。そして、「その5」のラストで2人は……。

▼おソノさん
グーチョキパン屋さんのおかみさん。店の隣の粉置き場をキキに貸してくれた大家さん。コリコの町でのキキの「おかあさん」的存在。キキが町にやってきた年に生まれた女の子ノノちゃんと、その弟オレちゃんの、二人の子どもがいる。

▼コキリさん
キキのおかあさん。母親からほうきで飛ぶことと、くしゃみの薬をつくることの、二つの魔法を受け継いだ正真正銘の魔女。深い山となだらかな草山にかこまれた小さな町に住みつき、18歳の時、後にキキのおとうさんとなるオキノさんと出会った。

▼オキノさん
キキのおとうさん。民俗学者で、妖精や魔女についての昔話や伝説を研究している、ふつうの人。コキリさんといっしょになるにあたっては、両方の家族の反対もあったようである。

次は原作版の展開をかいつまんでご紹介。

ジブリ版と一緒なのは原作1巻の終盤まで。ジジが喋れなくなったり、飛行船が難破してしまう事件は起こりません。(代わりに海難事故が起こります)以後は原作版ならではの展開が続く。

▼2巻以降は角野栄子さんのファンサービス(?)とも取れるような、ジブリ版をオマージュしたかのような展開やキャラクターの登場がいくつか起こります。2巻では色々なものを運ぶことで人々との交流を図るキキの日常がメイン。ほのぼのとして展開が続きます。最後には新しい魔法も身につける!いったいどんな魔法…?

▼3巻ではケケという名のライバル魔女の登場。彼女の目的は何!?(ルックスが先輩魔女にちょっと似てる?)
トンボとの淡い恋愛にも進展が。終盤でトンボが遠くの学校にいくことが決まり、キキとは離れ離れに。だんだん強くなっていくトンボへの恋心…!

▼4巻では17歳になったキキ。とんぼと会えないキキのヤキモキした思いが続きます。遠くの学校に行っているとんぼも、夏休みには帰ってくる! 楽しみにしていたキキのもとに、とんぼから「山にこもる」旨の手紙が…とんぼと会えないことに落ち着かない気持ちになってしまったキキに、母親であるコキリさんが病気という一報。風邪とはいえ、悪化していく状況…コキリさんはどうなる!?


▼個人的に物語が特に動くのが5巻。ジブリ版のようにキキはスランプになってしまい、ジジが人間の言葉を喋らなくなってしまいます。ただし理由はジブリ版とは異なっており、キキがスランプに陥ってしまったのは、キキの魔法が『イヤケガサス』状態になったしまったため。そしてジジの方は恋をした白い猫ヌヌに「しゃべり方が変だ」と言われたからであり、大人の猫語をしゃべりたいと思うようになったせいです。

▼新人魔女、ライちゃんとの出会い。なぜか彼女の方がジブリ版のキキに似ている…と思います。)

▼この5巻ではついにキキとトンボはお互いの気持ちを正直に告白。22歳の時に結婚!


▼最終巻であり6巻は、そこからさらに13年後の物語。キキととんぼには二人の子供、11歳のニニとトトができています!


対照的な二人魔女になれるニニはあまり魔女に興味がなくて、魔女になれないトトは魔女に興味津々。6巻は二人の成長がメイン。なんだかんだで魔女修行に励むおてんばで奔放なニニ、魔女になれないことをコンプレックスに持ち、葛藤する無口な弟トトの自分探し。

キキよりもジブリ版のキキに似てる!?ニニの魔女姿。

一方キキもヨモギさんなど今までキキが出会った人たちとの再会が。

▼ニニとトト。ついに二人にも13歳になり、旅立ちの時が。ニニは魔女に、トトは魔女になれない代わりに、自分の中に宿る不思議を、自分だけの魔法を探しに旅立っていきます。

自分で作ったオリジナルの楽器『ほうき楽器』を抱えて歌うトト。

かつて自身が魔女として旅立っていったキキも、とうとう自分の子どもたちが旅立つのを見る側になることで、物語は幕を閉じます。

以上、ざっくりまとめてみましたが、もちろん他にもたくさんの物語が全6巻には含まれています。全体を通して描かれるのはキキが出会う人々とのふれあいと、トンボとの恋物語です。しかし、個人的にグッと来たのは6巻、キキの息子であるトトの自分探しでした。『魔女の宅急便』の物語も6巻になると主人公はキキではなく、ニニとトト、特にトトに変わります。

双子のニニと違い、魔法を使えないトトの抱えるコンプレックス、自分には何ができるのか?迷いと葛藤の中で自分探しを始め、最後には旅立っていくトトの物語には、キキやニニ以上に共感できました。そういった方は多いのではないでしょうか?児童文学である原作版『魔女の宅急便』、ジブリ版よりもゆったりほのぼのした作品です。是非ご覧になってみてください。

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