『魔女の宅急便』に登場する画学生、ウルスラ。
なんと彼女にはモデルが居ました。それも、ちょっと驚きな方と、驚きなつながり方で。今回は、書籍『ジブリの教科書6 おもひでぽろぽろ』に収録されている故・近藤喜文さんへのインタビューより(初出は『ロマンアルバム おもひでぽろぽろ』)ご紹介します。
以下、その部分の抜粋です。
――今井美樹さんが人物のモデル(※27歳のタエ子)に使われるというという話はどの時期から出てきたんですか?
「『思い出編』をやっている途中から、そういう話が出始めたんです。高畑さんから『なるべくデコボコした顔がほしい』といわれまして、『デコボコとはなんぞや?』(笑)と聞きますと、要するにリアルな顔にしたい、と。それで、何もなくて漠然と考えるよりは、具体的なモデルを想定するほうがわかりやすいので、俳優ならどんな人があたるんだろうか、という話になったんです。で、今井美樹さんならデコボコが多そうな顔だし(笑)、いいんじゃないか、と。そんなところからはいっていったんですよ。それと『魔女の宅急便』のときにウルスラというキャラクターがいたんですけど、あのモデルが今井さんだったんですよ」
――あ、そうなんですか。
「その時は、顔がデコボコしているのを意識したのではなく、ひとりで奔放にやっている女性、みたいなイメージがウルスラに近いんじゃないか、ということで参考にさせてもらったんです。でも、その時のイメージがあって、デコボコした顔のモデルとして思い浮かべたんです」
「『思い出編』をやっている途中から、そういう話が出始めたんです。高畑さんから『なるべくデコボコした顔がほしい』といわれまして、『デコボコとはなんぞや?』(笑)と聞きますと、要するにリアルな顔にしたい、と。それで、何もなくて漠然と考えるよりは、具体的なモデルを想定するほうがわかりやすいので、俳優ならどんな人があたるんだろうか、という話になったんです。で、今井美樹さんならデコボコが多そうな顔だし(笑)、いいんじゃないか、と。そんなところからはいっていったんですよ。それと『魔女の宅急便』のときにウルスラというキャラクターがいたんですけど、あのモデルが今井さんだったんですよ」
――あ、そうなんですか。
「その時は、顔がデコボコしているのを意識したのではなく、ひとりで奔放にやっている女性、みたいなイメージがウルスラに近いんじゃないか、ということで参考にさせてもらったんです。でも、その時のイメージがあって、デコボコした顔のモデルとして思い浮かべたんです」
おもひでぽろぽろ、ということでピンときた方もいらっしゃったかもしれません。意外なことに、今井美樹さんがモデルでした。今井美樹さんは27歳のタエ子のモデルでもありますので、ジブリキャラ二人のモデルということになりますね!
ここで当時の今井美樹さんの姿を見てみましょう。
そしてこちらがタエ子
ウルスラ
言われてみればなんだかこの3人は似てる…でしょうか?とはいえ、「顔がデコボコしてるからモデル」って、良いことなのか悪いことなのか(笑)
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