2014-03-25

ジブリの広報誌『熱風』3月号 「追悼 フレデリック・バックさん」


毎月十日発行のスタジオジブリ広報誌『熱風』。
3月号は「追悼 フレデリック・バックさん」です。
http://www.ghibli.jp/shuppan/


この小冊子『熱風』は無料で配布されている非売品ですが、取り扱っている書店は全国でも限られています。(参照: http://www.ghibli.jp/shuppan/np/007496/
あとは定期購読するという手があるのですが、(参照: http://www.ghibli.jp/shuppan/np/007495/)興味のある号だけ読みたい方にはやや難儀といえるでしょう。

3月号はフレデリック・バックさんを追悼した号であり、非常に貴重な一冊と言えます。

2014-03-19

種明かしが楽しい!心理学者が仕掛ける1分で騙されるトリック!


こちらの動画】でもおなじみ、心理学者のリチャード・ワイズマン氏が仕掛ける、人の心の盲点を巧みについたトリックの新作です。

動画のタイトルは『チューブ・オブ・ミステリー(謎の筒)』。「編集やCGIは使われておりません」という文言の後に、あるマジックと、そのタネ明かしがテンポよく公開されます。



タネが分かってしまえば「な~んだ」となってしまうのですが、教えてもらうまで分からないのだからお手上げです!

2014-03-18

『紅の豚』 絵コンテだけに存在する幻のラストシーン


ジブリの絵コンテから分かること。『紅の豚』第2弾。
※今回の話は前回の投稿をご覧いただいた方が分かりやすい形となっております。

『紅の豚』のラストシーン。

フィオ「ジーナさんの賭けがどうなったかは、私たちだけの秘密…」

そして、加藤登紀子さんの『時には昔の話を』が流れるエンドロールへ。歌が終わると、赤い飛行艇が雲の向こうへ消えていき、物語は終わりを迎える…。


前回の投稿で紹介しましたように、絵コンテの段階ではこのラストシーンまでの構成にやや違いがあったり、カーチスに衝撃の未来が待っているなど、本編とは違う点がいくつかありました。そしてさらに異なっているのは、今回ご紹介する映画本編ではカットされたエンディングシーンが存在している点なのです。前回見たようなカーチスのくだりの後、絵コンテではこう続いています。

2014-03-17

『紅の豚』 絵コンテのエンディングではカーチスが大統領になっていた!


スタジオジブリ第6作目の作品『紅の豚』。
(トップクラフトのナウシカを含めると7作目)

カッコイイとは、こういうことさ。

もともとは30分程度のOVA作品の企画として立ち上がりましたが、原作となる『飛行艇時代』が雑誌「モデルグラフィックス」に描かれ、紆余曲折を経たのち、劇場用映画として製作。1992年に公開されました。

そんな原作といえるマンガ『飛行艇時代』が収録されているのが、宮崎駿の趣味全開の傑作コミック本『宮崎駿の雑想ノート』です。この本、密度が濃い!オススメです。

宮崎駿の雑想ノート
宮崎駿の雑想ノート宮崎 駿

Amazonで詳しく見る

そんな『紅の豚』ですが、本編と絵コンテでは、エンディングに少し違いがありました。

2014-03-16

【動画】あの有名な『チェッカーシャドー錯視』を実際のセットで検証してみた!


黒と灰色のタイルが交互に配置された床に、円柱が影を落としているこの画像。その内の2つのタイルには「A」と「B」の文字がある。そして、この「A」と「B」のタイル、実は同じ色である…という有名な錯視。

「ほら、一緒でしょ?」とかやられても、↑の画像に頭が納得いきません。

この錯視は『チェッカーシャドー錯視』といって、マサチューセッツ工科大学のエドワード・エーデルソン教授により発表されたものだそうです。そんな『チェッカーシャドー錯視』を、実際のセットを作って検証した動画がありました。

2014-03-14

油絵が動く!アレクサンドル・ペトロフの新作アニメーションCM


僕の大好きなアニメーション作家、アレクサンドル・ペトロフの新作アニメーションがアップされていました。(アレクサンドル・ペトロフについては【こちらの投稿】をどうぞ)



見て頂けた方は分かる通り、この作品はある企業のCMとなっています。その企業というのが、作品のタイトルになっている『Gazprom(ガスプロム)』で、ロシアに本社を置く世界最大の天然ガス生産・供給企業だそうです。

ところで、彼の作品は近年CMが多いようです。こういった作品は短いぶん魅力が凝縮されているのが長所であり、それはそれで好きなのですが、長編アニメーション作品も待ち遠しいところです。



【こちらも併せてどうぞ】
油絵が動く!あまりにも美しいアレクサンドル・ペトロフのアニメーション

ジブリとも縁が深い!ロシアの傑作アニメーション

空中遺跡と二人の少女…『天空の城ラピュタ』を彷彿とさせるアニメーション

2014-03-13

『天空の城ラピュタ』 ドーラの老化による変貌が激しすぎる!


『天空の城ラピュタ』に登場する海賊一家の頭、ドーラ。

タイガーモス号にある彼女の部屋には、彼女の若い頃と思しき肖像があります。

拡大。シータに似てる…?

この若き日のドーラですが、宮崎駿監督によるラフスケッチには、若き日のドーラに加え、『徐々に老いていくドーラ』があるのです。

2014-03-10

宮崎駿が書いた『おもひでぽろぽろ』幻の歌詞は、とてもさみしげだった…


スタジオジブリ作品第5作目『おもひでぽろぽろ』。
(トップクラフトだった頃のナウシカを入れると6作目)

私はワタシと旅に出る
http://www.ghibli.jp/10info/004246.html より


原作は「週刊明星」で連載していたマンガです。

おもひでぽろぽろ 愛蔵版
おもひでぽろぽろ 愛蔵版
岡本蛍:原作,刀根夕子:画

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「いま60年代が新しい!青春ノスタルジックまんが」というふれこみで、現在では定着してしまった感のある昭和レトロブームをいち早く先取りしていた、“ちびまる子ちゃんより早い”作品だったそうです。

2014-03-08

空中遺跡と二人の少女…『天空の城ラピュタ』を彷彿とさせるアニメーション


かつて高度な文明が栄えていたであろう遺跡を巡り歩く、二人の少女の物語です。空中に浮遊している遺跡群のデザインにグッときます。『天空の城ラピュタ』的であり、宮崎駿も影響を受けたバンド・デシネの巨匠、メビウス的な要素も見受けられる作品です。

The Flight from Inbal Breda on Vimeo.


2014-03-07

宮崎駿が恥ずかしがった、魔女の宅急便のポエム&イラスト集『元気になれそう』


ジブリ版『魔女の宅急便』にはポエム&イラスト集があるのを知っていますか?
それがこの「元気になれそう」です。

http://www.amazon.co.jp より

この本は、『魔女の宅急便』をアニメ化するにあたり、それぞれの場面のイメージを音楽担当の久石譲さんに伝えるため、宮崎駿監督が書き下ろした詩に、キャラクターデザインを担当した近藤勝也氏をはじめとした作画スタッフによるイメージボードを加えた作品です。

2014-03-06

『天空の城ラピュタ』 ドーラ一家の裏設定!


『天空の城ラピュタ』に登場する空中海賊ドーラ一家についての裏設定と、そこから分かることです。

天空の城ラピュタ (ロマンアルバム) によると、シータを追ってスラッグ渓谷にやってきたドーラ一家が、パズーの親方をはじめとする町の鉱夫たちと乱闘になるシーンについて、宮崎監督はこのように話していました。

2014-03-05

『崖の上のポニョ』ポニョと宗介はその後どうなるのか?


スタジオジブリは基本的に“続編”は製作しないものだと思っていましたが…。

毎日新聞の記事(※現在は残念ながら削除されています http://mainichi.jp/sponichi/news/20140302spn00m200012000c.html)によると、アカデミー賞前のシンポジウムに参加した鈴木敏夫プロデューサーが、『宮崎監督は前作「崖の上のポニョ」の「パート2」を作りたがっていた』という秘話を明かしたそうです。


2014-03-04

『魔女の宅急便』 本当は飛行船のクライマックスシーンは存在しないはずだった!


ジブリ版『魔女の宅急便』の物語のラストシーン。コントロールを失った飛行船に取り残されたトンボを、スランプ中のキキが力を振り絞り、ついに救い出すことに成功!気づけば、みんなの大歓声を受けていた。

ジジの声は、もう聞こえないけれど…。

といったところで、『やさしさに包まれたなら』の流れるエンドロールへと向かいます。

しかし当初の構想では、クライマックスの飛行船のシーンは存在していなかったそうです。

2014-03-02

商品化希望のハイクオリティ。ディズニー・ヴィランズをイメージした香水


ディズニーファンは垂涎、ディズニーファンでなくても商品化を希望してしまう、そんなハイクオリティな作品ではないでしょうか?

以下の画像は、二ックネーム:ルビー・スパークさん(日本人)が創作した、ディズニー・ヴィランズ(悪役)をモチーフにした架空の香水デザイン、『Disney Villains Perfume』です。



◆『眠れる森の美女』のマレフィセント


◆『アラジン』のジャファー


◆『101匹わんちゃん』のクルエラ・ド・ヴィル

2014-03-01

ハリウッド版の話もあった!実写版『魔女の宅急便』について、原作者・角野栄子さんの思い


実写版の映画『魔女の宅急便』。観る前から否定的意見が多く、(気持ちは分かりつつも)過剰すぎるのでは?と思っておりました。ジブリの『魔女の宅急便』のイメージが強すぎるのでしょうね。否定している人たちの中には『魔女の宅急便』を“ジブリが生み出した作品”と誤認している人も多いようですし。

そんな実写映画に関して、『魔女の宅急便』の原作者である角野栄子さんはどう思っていらっしゃるのか?と言いますと、このように仰っています。