今回は、緻密で美しい日本の自主制作アニメーション『PUPARIA』をご紹介します。『PUPARIA』は「ピューパリア」と読むそうで、日本語では「蛹」「蛹殻」といった意味があるそうです。
約2分半ほどのアニメーションは、どういう物語があるのかなどは一切説明もなく、ただ何かがありそうな予感のする映像が美しく、それが圧巻となっています。
このアニメーションを制作したのは玉川真吾さんという方で、制作には2年かかっているそうです。玉川さん曰く「どこで止めても絵として成立させる、というのが今回の目標の一つ」
「アニメは映像である前に絵だと思っているので、その強さを失いたくないと思って作りました」とのことですが、確かに以下のように画像を切り取ってみると、これだけで一つの絵として完成されているのがよく分かります。
ちなみにこの作品は新千歳空港国際アニメーション映画祭の日本コンペディション部門にノミネートされたそうです。
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