2021-07-29

五輪のオリンピズムをテーマにした短編アニメーション、スタジオポノックの『Tomorrow's Leaves』!


今回は、スタジオジブリとの関係も深い『スタジオポノック』が、『オリンピズムの精神に基づく芸術記念作品』として制作した短編アニメーション『Tomorrow's Leaves』をご紹介します。

※スタジオポノックは、スタジオジブリを退社したプロデューサーの西村義明氏が2015年に設立したアニメーション制作会社で、元スタジオジブリのスタッフの方々も多く、ジブリ作品である『借りぐらしのアリエッティ』や『思い出のマーニー』で監督を務めた米林宏昌さんも現在はポノック所属となっています。

スタジオポノック作品の作風は『メアリと魔女の花』を見ても分かる通り、非常にジブリ作品と近いものがあります。

『Tomorrow's Leaves』のあらすじ


 “この地球上のどこかの島“を舞台に、生まれ育った場所も文化も言語も異なる子どもたちが、それぞれの「あしたの葉」を手に、閉塞感で覆われつつある世界を恐れずに駆け抜ける、歓びと希望を真正面から描いた作品。

また、今作は手描きアニメーションで描かれているとのこと。以下、本編をどうぞ。



作品を見ていただければ分かる通り、要所にオリンピックを思わせるようなシーンはありますが、強くオリンピックに寄せたような作りというよりは、あくまで少年少女の冒険を描いているように感じます。


本作を手がけたのは、高畑勲監督作品「火垂るの墓」から「かぐや姫の物語」に至る作品の中心を担い、スタジオポノック短編作品「サムライエッグ」を手がけたアニメーション映画界の鬼才、百瀬義行監督。

映画音楽は「思い出のマーニー」「メアリと魔女の花」を手がけた村松崇継氏。音楽と効果音の境のない新たな音楽表現に挑戦し、物語を壮大な音色で導きます。
 
本映画は、Olympic Foundation for Culture and Heritage(オリンピック文化遺産財団)と共同制作のもと、オリンピズムの精神に基づく芸術記念作品として制作されました。スイス・ローザンヌに在するオリンピック博物館に永年収蔵されることが決定しており、今後の夏季・冬季オリンピック開催国・地域等で、世界の子どもたちに向けた恒久的な上映が行われていく予定となるそうです。




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