2022-01-22

本当に良いものはひっそりとそこにある。銀河高原ビールのイメージムービーが美しく幻想的な名品揃い


日本を代表するクラフトビールのひとつ「銀河高原ビール」のメーカーである株式会社銀河高原ビールが、「人の感性を豊かにするアート作品をお届けしていくプロジェクト『Sense of Wonder Museum』」というプロジェクトのもと、様々な分野で活躍するアーティストに銀河高原ビールからインスピレーションを受けた作品を生み出してもらい、公開しています。

現在のところ3つの動画が公開されているのですが、これがビールのイメージムービーという枠を超えて、単体で見ても楽しめる非常に良質な作品になっていますので、ご紹介します。


Sense of Wonder


映像とダンスを融合させたパフォーマンスを行うパフォーマンスユニット「enra」によるプロジェクション・マッピングを使用したパフォーマンス。パフォーマーの女性の軽やかなダンスとともに星の光を操る動きは、見る者の心をひきつけます。

ちなみにenraは、五輪記念イベントやカンヌ国際映画祭の授賞式でパフォーマンスを披露するなど、世界から高い評価を受けているそうです。



星夜の醸造所


「銀河高原ビールがつくられる様子を描いた」という設定のもと作られたアニメーション。独創的で幻想的な世界観が展開され、特に何が起こるというわけではないですが、ここで映されていくファンタジックなビールの生成過程はついつい見入ってしまいます。言葉にならない不思議な感覚を想起させるこのアニメーション、個人的に一番好みです。

制作したのは近年のアートシーンで注目を浴びる新進気鋭のアーティスト「ユージン」。世界観の構成を坂井治(アニメーションディレクター)と共に企画したそうです。



心の一人旅


銀河高原ビールを飲んだ主人公が、自分と向き合い心満たされる時間を過ごす様子を影絵で表現した作品。

影絵の表現は造形物(人形・装飾パネル・模型)と人の手を組み合わせており、撮影で使用した造形物の数は合計70個。造形物の動きはすべてのアニメーターの手で行っており、最大同時6人で操演をしているそうです。それを知った上で見ると、この作品の凄さがよく分かると思います。

制作したのは東京パラリンピック開会式の映像ディレクターやYOASOBI「群青」MV・NHKみんなのうた「音の庭」 などを手掛ける牧野惇監督。



以上の動画を見た方なら、どの作品も素晴らしい逸品だと感じられたと思います。しかし、これらの動画、作品のクオリティに対してネットの評判と再生数が全く釣り合っていません。
おかしいと思います。ですが、良いものであるにも関わらず適正な評価をされていない作品など、世の中にはたくさんあるのも私たちがよく知るところですので、これはそういったプロジェクトなのでしょうね(…今の所は)。本当に良いものは、なかなか見つけにくいところにあるのかもしれません。

銀河高原ビールさんには、これからも良質なイメージムービーを作り続けてほしいと願っています。※銀河高原ビールの公式サイトはこちら(https://gingakogenbeer.com/