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2014-01-07

『あまちゃん』が『かぐや姫の物語』に意外な影響を与えていた!


NHK連続テレビ小説「あまちゃん」。

「じぇじぇじぇ」が流行語にもなり、2013年の話題をかっさらいましたね。紅白歌合戦でもサプライズな演出があり、多くのファンを感動させました。

そんなあまちゃんがジブリの映画『かぐや姫の物語』に、意外な影響を与えていたことが判明。

映像研究家、叶 精二さんのツイートより。

2013-12-26

高畑勲が師と仰ぐアニメーション界の至宝、フレデリック・バック


残念です。偉大なアニメーション作家、フレデリック・バック氏が12月24日に亡くなられたそうです。(http://touch.latimes.com/#section/-1/article/p2p-78651427/)ガンが原因とのこと。89才でした。

フレデリック・バック


アニメーション界の至宝。
1982年に『クラック!』、1988年に『木を植えた男』で、アカデミー賞短編アニメーション部門を受賞。1作につき、数万枚の原画をほとんど1人で描き上げるという、途方もない手仕事を行う。

『木を植えた男』の場合、5年半の歳月をかけ、2万枚の原画をほとんど独りで描き上げた。製作中、スプレーが目に入ってしまい失明。(写真、右目のメガネが濁っているのはそのせい)それでも作品を作り続け、左目しか見えない状態で『木を植えた男』を完成させ、アカデミー賞を受賞した。

バック作品を貫くのは自然への愛と、環境保護のメッセージ。かつてインタビューで「私がアニメで作品を作ったのは理由があります。地球環境保護のために何かの役に立ちたかったからです」と語った通り、強いメッセージを込めた作品作りは最後まで揺るぎないものだった。


■代表作:木を植えた男
羊飼いのエルゼアール・ブッフィエは、たった一人で荒地に木を植え続けていた。ブッフィエの無償の行為は、不毛の地に緑をしたたらせ、生命の輝きに満ちた場所に甦らせた。ジャン・ジオノの原作に感銘を受けたバックが、5年半の歳月をかけ、2万枚におよぶ作画作業の大半を一人でこなして作り上げた代表作。また、コンピュータ制御の撮影台を使い、より高度で複雑なカメラワークを見せている。前作に続きアカデミー賞短編アニメーション部門受賞。そして、この映画に感動した人々による植樹運動が世界中に広がりを見せた。


■代表作②:クラック!
フレデリック・バックの長女、スーゼルのアイデアをもとに、一脚のロッキングチェアが辿る運命を通じて、失われつつあるケベックの伝統的な生活や文化、家族愛、自然への共感、現代文明批判などをユーモラスに描く。アカデミー賞短編アニメーション部門受賞。


■バック氏の手法
バック氏は10×15cmという非常に小さなサイズの上にアニメーションを描き、ツヤ消しのアセテートフィルム(セル)に色鉛筆でスケッチ風に描くというスタイルをとっています。(※アセテートフィルム:透明度、強度に優れ、無伸縮。水、油、熱に強い特性を持ったフィルム。セル画アニメーション用、及び絵画など美術作品のコーテイング・保護、一般画材用など に使う。)

2013-11-29

歌詞がちょっと違う!『天空の城ラピュタ』の主題歌「君をのせて」幻の第一稿


以前書いた、

「天空の城ラピュタ」の主題歌『君をのせて』、
作詞は宮崎駿じゃなかった!?
http://flying-fantasy-garden.blogspot.jp/2013/11/blog-post_15.html

というネタで、「高畑勲監督は、他にはどこに筆を加えたのだろう?」という疑問を抱きましたが、数日後にあることを思い出しました。

「確かロマンアルバムに『君をのせて』の初期の歌詞が載ってたはず」

これを見れば、どこを加筆したのか判明のヒントになるのでは?と思いたち、引っ張りだして読んでみると…あった!…というより、ロマンアルバムには、普通に高畑監督が加筆修正した経緯が書いてありました。

天空の城ラピュタ (ロマンアルバム)
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よって、高畑勲氏は『君をのせて』のどこに加筆したのか?完全ではありませんが、ある程度判明しました。


2013-11-25

トトロの原点!パンダコパンダ!


不覚にも先々月くらいに気づきました。

パンダコパンダは2012年で40周年。
それを記念して、今年も色々なイベント・企画をやっていたとは…。
40周年記念公式サイト(http://www.pandakopanda.jp/



■パンダコパンダについて

1972年&1973年(雨降りサーカス)劇場公開
原案・脚本・画面設定:宮崎駿
監督:高畑勲
作画監督:大塚康生



~あらすじ~
ここは日本、東京の郊外です。
美しい田園のひろがる街、まるでおとぎ話の世界のようです。
お城のように素敵な小さなお家に、素敵な少女ミミちゃんが、おばあちゃんと暮らしています。ミミちゃんは自由な女の子!嬉しいことがあると、お得意の逆立ちする女の子!ある日、この二人家族に、パンダの親子が仲間入りします。
それが、パンダコパンダです。
ミミちゃんはコパンダにとってママ、パパンダはミミちゃんにとってパパになりました。こうして、おかしな、ゆかいな物語が始まります。


~作品の背景~ 
日中国交正常化を記念して中国から2頭のパンダが贈られ、空前のパンダブームが巻き起っていた当時、高畑勲・宮崎駿らは、スウェーデンのリンドグレーン原作「長くつ下のピッピ」のアニメーション化を企画していたのですが、企画は頓挫。
そこでオリジナル企画として「パンダコパンダ」を立ち上げます。こうして制作された映画が、「ピッピ」の影響を色濃く感じられる作品となったのは、至極自然のことでした。 

2013-11-23

高畑勲監督のジブリ作品『平成狸合戦ぽんぽこ』の隠れキャラ、絵コンテでは…?


ジブリの絵コンテから分かること。今回は、『かぐや姫の物語』公開!ということで、高畑勲監督の『平成狸合戦ぽんぽこ』から。



【妖怪大作戦のシーン】
人間の仕打ちに業を煮やしたタヌキたちは、四国3長老を迎え、
ついに「妖怪大作戦」を決行。
人間たちを驚愕させ、恐怖させ、タヌキに対する尊敬と畏怖の念を持たせる!

…はずだったのだが、形部狸(隠神刑部)の犠牲も虚しく、
人間たちの中にはこれを楽しむ者もいたばかりか、
建設中のテーマパーク「ワンダーランド」の社長に、
「妖怪大作戦」の手柄を盗み取られてしまう始末であった…。



この「妖怪大作戦」の最中、
隠神刑部、またはタヌキたちの変化による百鬼夜行の中に、
ジブリの他作品のキャラクターが登場していたのは有名な話です。

2013-11-15

「天空の城ラピュタ」の主題歌『君をのせて』、作詞は宮崎駿じゃなかった!?


ええ~!?そうなの!?という衝撃のニュースが。

スタジオジブリの新作アニメ映画「かぐや姫の物語」(高畑勲監督)の西村義明プロデューサーが、大阪市内で行われた試写会で舞台あいさつを行い、ジブリ内の知られざる“内緒話”を告白したというニュース。

そのとんでもない発言がこちら。