2016/11/04

『となりのトトロ』 サツキはもうトトロには会えなかった!?


『となりのトトロ』という物語が終わったあとも、サツキとメイの人生はあの世界の中で続いていきます。となると、サツキとメイは、その後再びトトロに会ったりしていたのでしょうか?

メイはジブリ美術館にて上映されている『めいとこねこバス』でトトロと再会しています。

では、サツキは?今回は、宮崎駿監督の言葉から、サツキはトトロと再会できる(できた)のか?そのヒントになる部分をご紹介します。

まずは、書籍『THE ART OF TOTORO』に収録されている宮崎監督の言葉から。

以下、その引用です。
「エンディング・セルはとにかくお母さんが帰ってこなきゃいけない。お母さんが帰ってくるところは、本編に入れる必要ないですからね。一緒にお風呂も入るし、フトンにも入る儀式をやってあげなきゃいけない。後は安心して表に遊びに行って、木にも登るし、ケンカもするし、そうするとトトロがだんだん離れていって、トトロと会わなくなるだろうと思うんです。それでいいんだって思う。だからトトロとサツキたちが一緒に出ている絵は一枚も入れてないんです。トトロは勝手にドングリを食べている。ドングリがふってきたら興奮してね、山の幸を集めて、ごちそうを食べているところを描いたり。そういうことがいいんだって思ったんです」

また『ロマンアルバム となりのトトロ』でのインタビューではこう言っています。

(前略)
エンディングの止めの絵も、お母さんが帰ってきたら安心して、普通の子どもにまじって遊んでいるサツキにしたんです。顔も似てるからどれがサツキかわからないくらいで、それでいいんだ。メイも、いつも姉さんにつつき回されてる妹じゃなくて自分よりチビができて、それを引きつれて遊ぶんだというふうにしてあげた方がいい。
 だから、トトロとサツキたちが一緒にいるという、そういう絵は故意に外したんです。
 そこにとどまっているとあの子たちは人間界に戻れなくなるからです。あれからは、全然トトロに会わなくなっちゃっていいんだと思うんです」

ーー雪ダルマくらいは作って、それをトトロたちが。


「見てるかもしれないけど、もうそれでいいと思ったんです。でも、基本的にその辺のエンディングの絵はそうしようと気づいたのはやはり終わりまで行ってからです。そこでやっと作品が見えたんですね。その時、もう続編はないと決めました。トトロたちとは一度会っただけでもう充分なんですよ」

宮崎監督が触れているエンディングの絵の部分がこちらです。

他にもありますが、確かに、トトロと再会している絵は一枚もありません。再び出会えたメイはともかく、宮崎監督の言葉を見る限り、サツキがトトロたちと再会できた可能性は低そうです。もし会えたにしても、ほんの僅かな回数だったのではないでしょうか?

サツキにとってトトロと出会えた時間は僅かだったかもしれませんが、宮崎監督の言うように、それで充分だったのかもしれませんね。森がなくならない限り、トトロはそこに居るのですから。

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