今回は、『千と千尋の神隠し』がちょっと楽しくなる豆知識をご紹介します。以下、書籍『ジブリの教科書12 千と千尋の神隠し』に収録されている美術監督の武重洋二さんへのインタビューから引用です。
ーー湯屋の中に床屋などがあるそうですが。
「ええ、そうです。従業員たちが夕方出勤する風景というのがあるんですけど、そのシーンで見ることができると思います。そこにはキヨスクみたいな、昔ながらの『たばこ』って書いてある看板の店なんかもあります。床屋については、美術スタッフがあの赤と青と白がクルクル動く床屋の看板を実際に動いて見えるように描き込んでいました。あとパーマ屋もあります。それは窓に横書きで『マーパ』って書いてあるだけなんですけど。湯屋に関してはそういう細かいところを凝ろうと思えばいくらでも凝れる要素がありましたから、描いていて楽しかったです」
「ええ、そうです。従業員たちが夕方出勤する風景というのがあるんですけど、そのシーンで見ることができると思います。そこにはキヨスクみたいな、昔ながらの『たばこ』って書いてある看板の店なんかもあります。床屋については、美術スタッフがあの赤と青と白がクルクル動く床屋の看板を実際に動いて見えるように描き込んでいました。あとパーマ屋もあります。それは窓に横書きで『マーパ』って書いてあるだけなんですけど。湯屋に関してはそういう細かいところを凝ろうと思えばいくらでも凝れる要素がありましたから、描いていて楽しかったです」
油屋内に床屋がある!?というわけで、従業員たちが夕方出勤する風景のシーン(52分頃)を見てみます。
静止画だとちょっとわかりづらいかもしれませんが、
よく見ると…
ここです!真ん中よりやや右下!
赤と青と白がクルクル動く床屋の看板が動いているので、
動画では分かりやすいと思います!
たしかに床屋、ありました!私には見つけられませんでしたが、タバコ屋やパーマ屋もどこかにシーンで見られるのでしょうか?油屋内は意外と設備が整っているようです。パーマは従業員だけでなくお客様である神様たちもかけたりするのでしょうか?(笑)皆さんも是非映像で確認してみてください!
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