宮崎監督によるジブリ次回作は『君たちはどう生きるか?』というタイトルであることが分かっていますが、どんな作品になるのでしょうか?鈴木プロデューサーによると冒険活劇になるそうですが、では、主人公はどんなキャラクターなのでしょうか?今回は、書籍『続・風の帰る場所』より、主人公は男になるのでは?という予想ができる箇所をご紹介します。
以下、その引用です。
ーー何年かに1回しか話を訊けない貴重な取材なんで、どうしても訊いておきたいんですが、 『ポニョ』以降の今、次にご自身で少女を主人公にした映画を作る場合、いったいどういうものが可能なんでしょうか?
宮崎「僕は、少女を主人公にした映画を考えてませんね」
ーーはあ。
宮崎「僕は、少年が主人公のものしか、考えてはいけないと思ってます」
ーー素晴らしい! その発言はいただきですね。
宮崎「何がいただきですか」
ーー(笑)インタビューのタイトル文句ですよ。
宮崎「いや、そりゃ悲劇的にならざるをえないじゃないですか!」
ーーいや、もう最高ですよ。
宮崎「僕は、いや、うーん............」
ーー素晴らしい!
宮崎「素晴らしくないんですよ(笑)」
ーー素晴らしいと思いますよ。
宮崎「素晴らしいって言ったって、映画ができなきゃ全然素晴らしくないですよ。でも、少年を主人公にしなきゃダメなんです。少女がいくら元気よくて、メーヴェに乗ってもですね、今だとそれはダメなんですよ」
ーーそうだそうだ。
宮崎「女はどうせ元気なんだから」
ーーそうですよ。
宮崎「やっぱり少年の悲劇性みたいなものを踏まえた映画でなければ、僕はやる必要ないんです。 僕が出ていく必要がないという。だから困ってるんですよ。僕が前に進むっていうのは、そういうことですから」
ーそうですね。いっぱい困ってください(笑)。
宮崎「ええ。だからそうすると『ポルコ・ロッソ 最後の出撃』でもやろうかなってことになって」
ーーははははは。
宮崎「そういう逃げを打ちたくなるんです。それなら材料は揃ってるぞって」
宮崎「僕は、少女を主人公にした映画を考えてませんね」
ーーはあ。
宮崎「僕は、少年が主人公のものしか、考えてはいけないと思ってます」
ーー素晴らしい! その発言はいただきですね。
宮崎「何がいただきですか」
ーー(笑)インタビューのタイトル文句ですよ。
宮崎「いや、そりゃ悲劇的にならざるをえないじゃないですか!」
ーーいや、もう最高ですよ。
宮崎「僕は、いや、うーん............」
ーー素晴らしい!
宮崎「素晴らしくないんですよ(笑)」
ーー素晴らしいと思いますよ。
宮崎「素晴らしいって言ったって、映画ができなきゃ全然素晴らしくないですよ。でも、少年を主人公にしなきゃダメなんです。少女がいくら元気よくて、メーヴェに乗ってもですね、今だとそれはダメなんですよ」
ーーそうだそうだ。
宮崎「女はどうせ元気なんだから」
ーーそうですよ。
宮崎「やっぱり少年の悲劇性みたいなものを踏まえた映画でなければ、僕はやる必要ないんです。 僕が出ていく必要がないという。だから困ってるんですよ。僕が前に進むっていうのは、そういうことですから」
ーそうですね。いっぱい困ってください(笑)。
宮崎「ええ。だからそうすると『ポルコ・ロッソ 最後の出撃』でもやろうかなってことになって」
ーーははははは。
宮崎「そういう逃げを打ちたくなるんです。それなら材料は揃ってるぞって」
「女はどうせ元気なんだから、主人公は男、それも少年じゃなきゃいけない」ですか!つまり男は元気じゃないということでしょう、世知辛い世の中です!(笑)このインタビューはポニョの後、『風立ちぬ』の前に行われたインタビューですが、いまだこの発言は有効であると思われます。さて、『君たちはどう生きるか』は少年が主人公の冒険活劇なんでしょうか!?
ところで…ジブリ作品はいつまで作られるのでしょうね?宮崎、高畑両巨塔が居なくなってしまえばジブリは終わる、ということはよく言われていることです。実際、残念ながらそうなのでしょう。次回作は最後の作品となってしまうのでしょうか…?
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