2023-03-22

書籍『宮崎駿とジブリ美術館』には天空の城ラピュタのドーラの若い頃(新作)が描かれている!


スタジオジブリが好きな方なら知っているであろう書籍『宮崎駿とジブリ美術館』。


ジブリ美術館開館から20年の間に宮崎監督によって描かれた膨大な数のイメージをカラーイラストで掲載した書籍であり、収録されている絵はなんと900点以上!他にも、美術館開館当初からのスタッフが語る知られざる宮崎駿監督のエピソードや、宮崎駿監督、鈴木敏夫プロデューサーによる本書のための新規インタビューなど、盛りだくさんの凄い本となっております。

この本は、『美術館をつくる』と『企画展示をつくる』の2冊に分かれており、『美術館をつくる』には、ジブリ美術館の内装、映画館、常設展示、カフェなどがどのように考えられ、作られたのかが数多くのイメージボードとスケッチとともに描かれています。一方、『企画展示をつくる』には、宮崎監督が深く関わった13の企画展の実現にむけての舞台裏が、膨大な絵とメモによって紹介されています。

今回は、その『企画展示をつくる』に収録されている『天空の城ラピュタ』ファン大歓喜のとある絵をご紹介します。

まず『企画展示をつくる』は、2002年10月から2004年5月まで行われていた『天空の城ラピュタと空想科学の機械達展』のために宮崎監督によって描かれた絵と文章が紹介されています。

例えば、ジブリ美術館やジブリパークで限定上映されている短編映画『空想の空飛ぶ機械達』のために再び描き起こされたタイガーモスの内部図解など、ファン垂涎のものが掲載されているのです。

こうして見ると、本当にギューギュー詰めであることがよく分かります(笑)

次に、この企画展のために考えられた「悪漢たちの基地」が掲載されています。



これらの絵と設定は『天空の城ラピュタと空想科学の機械達展』のためだけに書かれたものであり、この企画展に行かない限り見られなかったものです。ああもったいない!!!ああ映像化して欲しい!!!

ところで、この「悪漢たちの基地」のひとつ「動く海賊島アマゾネス号」は、左上に描かれている女性がキャプテンだそうです。赤ちゃんを抱えているので、母をやりながら海賊のキャプテンをやっている模様。元気ですねえ。


ちゃんと名前も与えられています。ドーラさんだそうです。


…ん?ドーラ?海賊のドーラ…?まさか…。

2023-03-18

どこで出てきたか分かる?作中の小道具を並べることでジブリ作品を表現したアート!


ジブリ作品に登場した小道具をズラッと並べることで、その作品を表現したアートをご紹介します。制作された作品は、千と千尋の神隠し、となりのトトロ、もののけ姫、ハウルの動く城の4作品となっております。以下、インスタグラムに投稿された作品ですので、千と千尋以外の作品を見るには、画像の右にある矢印をクリックあるいは画面をスライドしてご覧ください。




ひとつひとつ見ていくと、「あ、これはあのシーンにあった…!」や「こんなもの、この映画に出てきてたかな…?」など、細かく楽しむことが出来ますね。ちなみにこれらの小道具は、作者のJordan Boltonさんによるとミニチュアで作られているそうです。






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2023-02-22

驚くほど充実したボリューム!『思い出のマーニー』に関する米林監督の質疑応答ツイートまとめ


今回は、日本テレビ系列で『思い出のマーニー』が放送された際にツイッターで行われた、米林監督への質問とその回答をご紹介します。ごく一部のツイートを除いてほぼ全部を載せておりますが、非常に充実した内容となっていますので、ジブリ版マーニーに関する理解がかなり深まると思います。




2023-02-14

【メイキング付き】ナウシカの王蟲がモルカーに!?ユーモア溢れるストップモーション・アニメーション!


ナウシカの傍らに居るのは、王蟲の子供ならぬ、モルカー…の、子供…?

迫りくる大型のモルカーたち…!

どうなる!?ナウシカとモルカー、の子供…!!!

…といった、『風の谷のナウシカ』の名シーンをモルカーに変えてしまったストップモーション・アニメーションをご紹介します。メイキング付きの本編動画は以下をどうぞ。



2022-08-12

映画版では描かれてない描写や心情が分かる!小説版天空の城ラピュタ


ご存じの方も多いかと思いますが、『天空の城ラピュタ』には小説版が存在します。


基本的には映画版とほぼ同じ展開を文字にしたものですが、映画版では描かれなかった(描けなかった)作品の時代背景、特に登場人物の心境や思惑が分かるようになっており、その点で必読の内容となっております。

例えば以下のような点が(個人的)見どころです。