2022-01-22

本当に良いものはひっそりとそこにある。銀河高原ビールのイメージムービーが美しく幻想的な名品揃い


日本を代表するクラフトビールのひとつ「銀河高原ビール」のメーカーである株式会社銀河高原ビールが、「人の感性を豊かにするアート作品をお届けしていくプロジェクト『Sense of Wonder Museum』」というプロジェクトのもと、様々な分野で活躍するアーティストに銀河高原ビールからインスピレーションを受けた作品を生み出してもらい、公開しています。

現在のところ3つの動画が公開されているのですが、これがビールのイメージムービーという枠を超えて、単体で見ても楽しめる非常に良質な作品になっていますので、ご紹介します。


Sense of Wonder


映像とダンスを融合させたパフォーマンスを行うパフォーマンスユニット「enra」によるプロジェクション・マッピングを使用したパフォーマンス。パフォーマーの女性の軽やかなダンスとともに星の光を操る動きは、見る者の心をひきつけます。

ちなみにenraは、五輪記念イベントやカンヌ国際映画祭の授賞式でパフォーマンスを披露するなど、世界から高い評価を受けているそうです。

2022-01-21

押井守監督、実はジブリに勧誘されていた!(喧嘩して決裂)


名クリエイターであり、ジブリに対しての歯に着せぬ発言が面白い押井守監督。



とはいえ、これだけハッキリ言えるのは宮崎監督や鈴木プロデューサーと懇意だからこそであり、嫌いだからというわけではないようです。そして懇意だからこそ行われていた意外な話し合いが、当ブログではもはや名著として扱っている『誰も語らなかったジブリを語ろう』で明かされておりましたので、ご紹介します。

2022-01-20

押井守監督、高橋留美子先生が『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』を気に入ってない事を知っていた&ジブリ版『魔女の宅急便』を原作者の角野栄子さんは嫌っているのか?


今回は、まあそりゃそうだよねといえばそんな感じですが、一応本人からの発言が確認できたのでここに記しておきたかったという話と、「本当にそうなのか?」という話の2つをお届けします。


高橋留美子先生の代表作のひとつである『うる星やつら』、この作品がアニメ化され、さらにそのアニメシリーズを映画化したものが数作ありますが、中でも特に異質を放っているのが2作目の『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』です。


監督はご存知、押井守さん。今作も例にもれず押井らしさ全開の奇妙で幻惑的な作風になっており、非常に評価が高い作品です。私も大傑作だと思います。

しかしこの作品は『うる星やつら』としては異質すぎるため、嫌うファンもいるそうです。またネットでよく言われているエピソードとして、他ならぬ高橋留美子先生がこの作品を見て「これは”押井さん”のうる星やつらです」と、暗に自分のうる星やつらとしては認めたくないという趣旨の発言をされたという話が伝わっています。(どうやらよくある与太話ではないようです)

そしてこの高橋先生の言葉、押井監督にも伝わっていました。以下、(当ブログ的ではもはや教科書扱いしている)書籍『誰も語らなかったジブリを語ろう』より、押井監督が『魔女の宅急便』のことを語っている部分からの抜粋です。

2022-01-19

ジブリが嫌いな人はスカッとするかも?高畑監督を「クソインテリ」呼ばわり、押井守監督の『おもひでぽろぽろ』&『平成狸合戦ぽんぽこ』評がボロクソである意味面白い!


宮崎駿監督とは仲が良いのか悪いのか、よく分からない「旧友」の一人である押井守監督。


衒学性のあるストーリーと幻想的な映像を併せ持つ作品を生み出す名監督ですが、ジブリの体制や作品に対してはかなりハッキリと意見を述べ、時には強い批判を入れる貴重な存在でもあります。(参考にどうぞ:押井守の語るジブリの闇「なぜジブリに対する批判的な意見が活字にならなかったのか?」押井守監督「ジブリは宮さんが撮れなくなったら“おしまい”」 

そんな押井監督が「なぜスタジオジブリの作品は(公式の場では)絶賛され続けるのか。この辺の事情を具体的な個々の作品に触れながら明らかにしてみたい、あらゆるバイアスを無視して語ってみよう」という意図のもとに語ったインタビューを書籍にした『誰も語らなかったジブリを語ろう』が出版されています。




この本の中で押井監督は、ジブリ作品を時に評価し、分析し、また時にハッキリと強く批判しています。特に高畑監督の作品は強く批判しており、それがある意味非常に面白いものとなっています。ですから、今回は押井監督が特に強く批判している『おもひでぽろぽろ』と『平成狸合戦ぽんぽこ』を該当部分をご紹介します。

※今回ご紹介する話は、ジブリが好きな方よりも、むしろ「ジブリウザい、嫌い」などと思ってる方にとっては読んでいて気持ちがいい話かもしれません。

2022-01-15

マニアック!『紅の豚』ポルコの愛機「サボイアS.21」/カーチスの愛機「カーチスR3C-0」/マンマユート団の愛機「ダボハゼ号」の設定と性能!


『紅の豚』には様々な飛行機、特に戦闘飛行艇や水上戦闘機が登場しますが、その中でも代表的なものはもちろん、ポルコの「サボイアS.21試作戦闘飛行艇」、カーチスの「カーチスR3C-0非公然水上戦闘機」ですよね。

今回は、『紅の豚』の副読本として非常に優秀かつマニアックな書籍『飛行艇時代』に載っていた、前述の2機とマンマユート団の「ダボハゼ号」を加えた3機の設定と性能をご紹介します。


サボイアS.21試作戦闘飛行艇



原作版では「フォルゴーレ号」という愛称が付いている。サボイア社が1機のみ試作した戦闘飛行艇。テストの結果、エンジン位置による前上方視界の悪さや、高速運動性能を重視したために低速時での安定性が悪い“暴れ馬”のような機体である事が判明し、量産は見送られ、倉庫にしまわれていた。しばらく埃をかぶっていたS.21だが、空賊狩りのパイロット、マルコ・パゴットに買い取られ、思う存分大空を駆け回る事ができるようになった。

<エンジン(飛行艇時代版)>:イゾッタ・フラスキーニ・アッソ 水冷V型12気筒600馬力
(改造後):ロールス・ロイス ケストレル 水冷V型12気筒 700馬力
(劇場版):フィアット・フォルゴーレA.S.2 水冷V型12気筒 720馬力
<最高馬力>:330km/h
<構造>:木製ハンモック
<武装>:7.92mmシュパンダウ機銃2丁