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2024-09-02

『天空の城ラピュタ』に王蟲とトリウマ登場もあり得た!?元ジブリの木原さんのポストは驚きのラピュタ裏話が満載!


今回は2024年8月30日に日本テレビ系列で放送された『天空の城ラピュタ』の前に、元スタジオジブリ制作の木原浩勝さんがX上にてポストされた驚きのラピュタ裏話をご紹介します。

それでは、以下がそのポストです。





2023-10-22

実現していたら印象が大きく違っていたかも?製作できなかった『天空の城ラピュタ』のラストシーン


今回は、書籍『スタジオジブリ物語』より、当初存在していた『天空の城ラピュタ』のラストシーンのアイデアをご紹介します。以下、その部分抜粋です。

物語のラストシーンでは、パズーが製作中だったオーニソプター(羽ばたき飛行機)を登場させるアイデアもあったが、オーニソプターを飛ばすとなると作画が難しくなるため、これは見送られた。そのかわり本編で活躍したのがフラップター。これは昆虫型羽ばたき飛行機で、英語のフラップ(羽ばたくという意味)をもとに宮﨑が命名したものだ。

このオーニソプターへの宮崎監督の愛は熱いもので、かつて販売されていた書籍『宮崎駿イメージボード集』では、このオーニソプターとフラップターへの思いを4ページに渡って描いておりました。

2023-10-21

『天空の城ラピュタ』には幻のエンディング、別のエンディングは存在しません。


今回は、タイトル通り『天空の城ラピュタ』には幻のエンディング、別のエンディングは存在しないという話です。こちらに関しましては、既に2002年にスタジオジブリから公式に否定する文章が出されているにも関わらず、いまだに質の低いネット記事が煽り立てているため、当ブログでも言及したいと思います。(実は過去に別のネタで一度言及しているのですが、改めてこの件を主題として書きたいと思います)

その文章は、スタジオジブリ公式サイト内の「いつものジブリ日誌(後にジブリ日誌に改題)」2002年12月13日分にて書かれております。以下、該当部分をそのまま抜粋します。

ちなみに一部で「天空の城ラピュタ」に別のエンディングがあるという噂が流れているようですが、そういうことは一切ありません。恐らく、アニメージュ文庫で出ている小説版に後日談がほんの少し書かれており、また、映画公開後に宮崎さんが描いたイラストには後日談を連想させる物があること(たとえば「スタジオジブリ作品関連資料集I」の65ページ掲載のイラスト。パズーがオーニソプターに乗ってシータを訪問する様が描かれています。ちなみにこの「作品関連資料集」シリーズも、マニアックな指向性のある方には大変面白い本です、とPR)などから膨らんだ想像が、いつのまにかそういう噂になったのでしょう。

2023-04-05

雲研究者・荒木健太郎さんによる『天空の城ラピュタ』に登場する「竜の巣」についての科学的考察を、さらに噛み砕いて説明してみた!


『天空の城ラピュタ』に登場する、ラピュタをその身に隠した巨大な雲の塊「竜の巣」。


作中では、とても危険で広大な空間として表現され、パズー&シータとドーラ一家のラピュタ到着を大きく阻む障害として描かれています。

そして、パズーにとっては非常に意味を持つ幻影を見るシーンでもあります。


竜の巣は具体的にはどういう構造で成り立っているのか、(もちろん)作中では深く語られませんし、その点を理解していなくても作品は十分に楽しめます。ですが、作中の台詞からは、ラピュタ人が自らの住処を隠すために高度な科学力で生み出した産物であると解釈できるようになっています。

では、あれは高度な科学力による架空の気象現象であって、現実には存在し得ないのか、といえば、そうでもないようです。竜の巣は現実にも存在できるようなものなのか?その問いに対して、科学的見地から考察を試みた方がいます。雲研究家の荒木健太郎さんです。以下、荒木さんのツイートです。


ツイートをブログに貼り付ける形式ではやや小さくて見えないかと思いますので、荒木さんがツイートした画像をここに転載させていただきます。(クリックorタップで拡大できます)


2023-03-22

書籍『宮崎駿とジブリ美術館』には天空の城ラピュタのドーラの若い頃(新作)が描かれている!


スタジオジブリが好きな方なら知っているであろう書籍『宮崎駿とジブリ美術館』。


ジブリ美術館開館から20年の間に宮崎監督によって描かれた膨大な数のイメージをカラーイラストで掲載した書籍であり、収録されている絵はなんと900点以上!他にも、美術館開館当初からのスタッフが語る知られざる宮崎駿監督のエピソードや、宮崎駿監督、鈴木敏夫プロデューサーによる本書のための新規インタビューなど、盛りだくさんの凄い本となっております。

この本は、『美術館をつくる』と『企画展示をつくる』の2冊に分かれており、『美術館をつくる』には、ジブリ美術館の内装、映画館、常設展示、カフェなどがどのように考えられ、作られたのかが数多くのイメージボードとスケッチとともに描かれています。一方、『企画展示をつくる』には、宮崎監督が深く関わった13の企画展の実現にむけての舞台裏が、膨大な絵とメモによって紹介されています。

今回は、その『企画展示をつくる』に収録されている『天空の城ラピュタ』ファン大歓喜のとある絵をご紹介します。

まず『企画展示をつくる』は、2002年10月から2004年5月まで行われていた『天空の城ラピュタと空想科学の機械達展』のために宮崎監督によって描かれた絵と文章が紹介されています。

例えば、ジブリ美術館やジブリパークで限定上映されている短編映画『空想の空飛ぶ機械達』のために再び描き起こされたタイガーモスの内部図解など、ファン垂涎のものが掲載されているのです。

こうして見ると、本当にギューギュー詰めであることがよく分かります(笑)

次に、この企画展のために考えられた「悪漢たちの基地」が掲載されています。



これらの絵と設定は『天空の城ラピュタと空想科学の機械達展』のためだけに書かれたものであり、この企画展に行かない限り見られなかったものです。ああもったいない!!!ああ映像化して欲しい!!!

ところで、この「悪漢たちの基地」のひとつ「動く海賊島アマゾネス号」は、左上に描かれている女性がキャプテンだそうです。赤ちゃんを抱えているので、母をやりながら海賊のキャプテンをやっている模様。元気ですねえ。


ちゃんと名前も与えられています。ドーラさんだそうです。


…ん?ドーラ?海賊のドーラ…?まさか…。

2022-08-12

映画版では描かれてない描写や心情が分かる!小説版天空の城ラピュタ


ご存じの方も多いかと思いますが、『天空の城ラピュタ』には小説版が存在します。


基本的には映画版とほぼ同じ展開を文字にしたものですが、映画版では描かれなかった(描けなかった)作品の時代背景、特に登場人物の心境や思惑が分かるようになっており、その点で必読の内容となっております。

例えば以下のような点が(個人的)見どころです。

2021-12-04

ナウシカ役の島本須美さん、ラピュタのシータ役とトトロのサツキ役のオーディションを落ちていた!


島本須美さんといえば、数々の名作アニメのキャラクターを演じられている声優さんであり、女優さんですが、ジブリ好きにとっては、クラリス、ナウシカ、サツキとメイの母(靖子)、もののけ姫のトキなどでおなじみの方です。

そんな島本さんが『まいどなニュース』というサイトのインタビューで、非常に興味深い裏話をされておりましたので、ご紹介します。以下、インタビューの一部抜粋です。

宮崎監督の作品は、「天空の城ラピュタ」(1986年)からジブリでの制作に。島本さんは「となりのトトロ」(1988年)のお母さん役、「もののけ姫」(1997年)のトキ役で参加したが、それを最後にジブリ作品には出演していない。それでも「機会があれば、これまでとはまた全然違う役をジブリでやらせてもらいたい」という思いはずっと持ち続けているという。

そういえば島本さん、ラピュタのオーディションで落ちているそうですが…。

「(なぜか笑顔で拍手しながら)シータ役、落ちました!お母さんを演じたトトロでは、サツキ役も落ちました」

「覚えている方もいらっしゃると思いますが、ラピュタが公開される前に『ラピュタ』という名前の飲料が売り出されました。実はそのCMのナレーションを担当したのが、私と、(ナウシカの)アスベル役だった松田洋治君の2人。『きっとラピュタもまた私たちだね』と思い込んでちょっと調子に乗っていたけど…、結果は残念でした(笑)」

なんと島本さん、シータ役とサツキ役のオーディションを受け、落ちていました!もしもナウシカとシータが同じ声だったらならば……思わず妄想してしまいますし、サツキが島本さんの声だったら…かなり儚い面を見せる子だという印象になっていたような気がします。

そしてインタビュー内で触れられている「『ラピュタ』という名前の飲料」ですが、この商品を紹介した当時のCMがありましたので、(こっそりと)ご紹介致します。

2021-10-08

【溶けてやがる…甘すぎたんだ…!】『天空の城ラピュタ』のロボット兵をシュガーアートで作ってみた画像&動画が凄い!


『天空の城ラピュタ』に登場するロボット兵。


戦闘用のロボットと園丁用のロボットがおり、園丁用はパズーたちにほのかな癒やしを与えてくれる存在でした。そんなロボット兵が……

かわいいシュガーアートに!
 
上半身をやや拡大。
これで細部が見やすくなりましたでしょうか…?

元ツイートはこちら。
 

2021-09-26

1分未満で手軽に楽しい! ムスカ、メイちゃん、AKIRAの金田、未来少年コナンを使ったコマ撮りアニメ!


今回は、『天空の城ラピュタ』、『AKIRA』、『となりのトトロ』、『未来少年コナン』を題材にしたコマ撮りアニメ(あるいはストップモーション・アニメーション)の短編をご紹介します。どの作品も1分未満で手軽に見られ、かつとても楽しいものに仕上がっています。


天空の城ラピュタ




AKIRA


2018-04-16

ジブリキャラで作られた2つのガラス工芸が美しい。


今回は、ジブリの有名な2キャラで作られたガラス工芸の動画をご紹介します。

ガラス板に王蟲を彫ってみた




2017-12-14

押井守の語る『天空の城ラピュタ』のおかしい部分


今回は、押井守監督が『天空の城ラピュタ』について語っている部分から「なるほど」と思った部分をご紹介したいと思います。

2017-10-21

『天空の城ラピュタ』のモールス信号は解読すると○○の意味になる!


テレビ番組「痛快!明石家電視台」にて、陸上自衛隊出身のTVディレクターが、「天空の城ラピュタ」に登場するモールス信号はちゃんと意味が解読できると語ったそうです。

2017-10-11

『天空の城ラピュタ』準備稿にある幻の展開がおもしろい!② シータはひとりでバルスを唱える!


※今回のネタは『天空の城ラピュタ』準備稿にある幻の展開① シータの呪文がラピュタへの道を開く!から御覧頂いたほうが分かりやすいと思います。

①からの続きです。シータが呪文を唱えたことによってラピュタへの道は開かれるも、パズーとシャルルを乗せたフラップターは強風に煽られ、タイガーモスとはぐれてしまいます。そしてパズーとシャルルはどうなったかと言うと…

『天空の城ラピュタ』準備稿にある幻の展開がおもしろい!①


基本的には、絵コンテを描きながらストーリー展開を決めていくという制作スタイルを取る宮崎駿さんですが、『天空の城ラピュタ』には準備稿が存在しており、それは書籍『スタジオジブリ作品関連資料集〈1〉』で読むことができます。

この準備稿、準備稿であるがゆえ、完成した作品とは全く違う展開も見られ、その違いが非常に面白いのです。今回はそちらをご紹介します。

まず、序盤から中盤まではほぼ話の展開は同じなのですが、話が大きく異なってくるのはシータをテディス城から救出したあと、タイガーモスにて竜の巣(準備稿ではこのネーミングはありません)を見つけるシーンからです。以下、その部分を引用します。

2017-10-04

圧巻!マインクラフトで再現された『天空の城ラピュタ』が感動するほどのクオリティ!


大人から子供まで大人気のマインクラフト。そんなマインクラフトで『天空の城ラピュタ』の世界を再現しているという凄い動画がありましたのでご紹介します。「ラピュタ城を再現」ではありません、「ラピュタの世界」を再現しているのです。詳しくは動画をぜひご覧ください。必見です!

まずは動画の前半がこちら。


2017-10-03

雲研究者が見る『天空の城ラピュタ』竜の巣!


『天空の城ラピュタ』に登場する「竜の巣」。強烈なインパクトを残しながらも、私たちは何となく「ものすごく巨大な雲なんだろうな」程度にしか理解していません。しかし、プロが見ると竜の巣の状態が詳細に分かるようです。

今回は、雲研究者の荒木健太郎さんのツイートより、「竜の巣」の構造をご紹介します。以下、そのツイートです。

2017-10-01

幻のラピュタ味!?『天空の城ラピュタ』タイアップ商品「ライトフルーツソーダ」のCM


今となっては非常に珍しいCMをご紹介します。『天空の城ラピュタ』が公開された昭和61年当時のタイアップ商品、味の素「ライトフルーツソーダ」のCMです。



2017-04-25

「ラピュタはムスカの野望と挫折の物語」宮崎監督はムスカがお好き?


『天空の城ラピュタ』に登場する悪役ムスカ。

悪党として非常に印象的であり、その意味では素晴らしいキャラクターです。こういうキャラクターを作っている時、作者は何を考えているのでしょう?嫌いながら作っているのでしょうか?それとも…

書籍『ジブリの教科書2 天空の城ラピュタ』に収録されている鈴木敏夫プロデューサーの語り下ろし(借金を背負って発足した「スタジオジブリ」)によると、こうあります。

2017-02-02

ジブリ作品の常連、17世紀に絶滅した生物『ミノノハシ』!?


『ミノノハシ』を知っていますか?ジブリ作品には比較的よく出てくる生物です。

例えば『シュナの旅』に…

2016-12-23

『天空の城ラピュタ』の「バルス」はトルコ語の「平和」という意味ではありません。


バルス!

『天空の城ラピュタ』のいちばん有名なシーンとセリフであろうこちら。それゆえか、おかしな説もどうしてもついて回ってしまうようです。この「バルス」という言葉の意味、ネットでは『バルスはトルコ語の「平和」という意味が由来である』という説が公式設定であるかのように飛び交っています。でも…本当なんでしょうか?

『天空の城ラピュタ』という作品には“リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ”など、独自のラピュタ語が存在するのだから、バルスもラピュタ語という設定なのでは?と思うのですが、どうやら思った以上にこの「平和」説が公式設定かのように独り歩きしているようです。そこで今回は、この「バルス」はトルコ語で平和という意味なのか?というのを調べてみました。