『紅の豚』には様々な飛行機、特に戦闘飛行艇や水上戦闘機が登場しますが、その中でも代表的なものはもちろん、ポルコの「サボイアS.21試作戦闘飛行艇」、カーチスの「カーチスR3C-0非公然水上戦闘機」ですよね。
今回は、『紅の豚』の副読本として非常に優秀かつマニアックな書籍『飛行艇時代』に載っていた、前述の2機とマンマユート団の「ダボハゼ号」を加えた3機の設定と性能をご紹介します。
サボイアS.21試作戦闘飛行艇
原作版では「フォルゴーレ号」という愛称が付いている。サボイア社が1機のみ試作した戦闘飛行艇。テストの結果、エンジン位置による前上方視界の悪さや、高速運動性能を重視したために低速時での安定性が悪い“暴れ馬”のような機体である事が判明し、量産は見送られ、倉庫にしまわれていた。しばらく埃をかぶっていたS.21だが、空賊狩りのパイロット、マルコ・パゴットに買い取られ、思う存分大空を駆け回る事ができるようになった。
<エンジン(飛行艇時代版)>:イゾッタ・フラスキーニ・アッソ 水冷V型12気筒600馬力
(改造後):ロールス・ロイス ケストレル 水冷V型12気筒 700馬力
(劇場版):フィアット・フォルゴーレA.S.2 水冷V型12気筒 720馬力
<最高馬力>:330km/h
<構造>:木製ハンモック
<武装>:7.92mmシュパンダウ機銃2丁