テレビ番組「痛快!明石家電視台」にて、陸上自衛隊出身のTVディレクターが、「天空の城ラピュタ」に登場するモールス信号はちゃんと意味が解読できると語ったそうです。
番組では「実際どうなん!?元自衛隊10人」と題し、陸・海・空の元自衛隊員が、自衛隊ならではのエピソードを語った。この中で酒井氏は、「訓練で通信もしていたので、モールス信号が打てるようになった」と明かす。続けて、ジブリ映画が好きだったことから、仲間たちと「ラピュタ」に出てくるモールス信号を解読したというのだ。
酒井氏は、モールス信号を打つシーンが3回あるとし、ひとつは「fidelity(忠実)」、ふたつ目は「manufacture(手作り)」と打っていたと紹介。3つ目は、少し分からない箇所があるものの「studio(スタジオ)」という単語ではないかと明かす。
酒井氏は、モールス信号を打つシーンが3回あるとし、ひとつは「fidelity(忠実)」、ふたつ目は「manufacture(手作り)」と打っていたと紹介。3つ目は、少し分からない箇所があるものの「studio(スタジオ)」という単語ではないかと明かす。
というわけで私も調べてみたのですが、正確にはモールス信号が登場するのは4回のようです。というのも、この前述の数え方だと物語冒頭のムスカのモールス信号をカウントしていないからです。これを踏まえて数えてみます。
冒頭の1回目
実はこれが一回目。ここでムスカが発しているのは「VVV」(・・・- ・・・- ・・・-)、つまり試験信号で、強いて言うなら「本日は晴天なり」という意味になるそうです。
シータを取られてしまい失意のパズーが家に帰った時が2回目
これが「fidelity(忠実)」。
その直後のゴリアテの3回目
「manufacture(手作り)」。
その反応を受けてのドーラの反応中に4回目
「studio(スタジオ)」。
というわけで、作中に登場するモールス信号は4回で、「試験信号」「fidelity(忠実)」「manufacture(手作り)」「studio(スタジオ)」の意味があるそうです。これが宮崎監督のお遊びなのか、他のどなたかのお遊びなのかはわかりませんが、それぞれにしっかりと意味があるモールス信号、それも組み合わせると「手作りに忠実なスタジオ」と打っていたとは、細かなところにまで気を配っているジブリは流石ですね!
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