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2022-01-19

ジブリが嫌いな人はスカッとするかも?高畑監督を「クソインテリ」呼ばわり、押井守監督の『おもひでぽろぽろ』&『平成狸合戦ぽんぽこ』評がボロクソである意味面白い!


宮崎駿監督とは仲が良いのか悪いのか、よく分からない「旧友」の一人である押井守監督。


衒学性のあるストーリーと幻想的な映像を併せ持つ作品を生み出す名監督ですが、ジブリの体制や作品に対してはかなりハッキリと意見を述べ、時には強い批判を入れる貴重な存在でもあります。(参考にどうぞ:押井守の語るジブリの闇「なぜジブリに対する批判的な意見が活字にならなかったのか?」押井守監督「ジブリは宮さんが撮れなくなったら“おしまい”」 

そんな押井監督が「なぜスタジオジブリの作品は(公式の場では)絶賛され続けるのか。この辺の事情を具体的な個々の作品に触れながら明らかにしてみたい、あらゆるバイアスを無視して語ってみよう」という意図のもとに語ったインタビューを書籍にした『誰も語らなかったジブリを語ろう』が出版されています。




この本の中で押井監督は、ジブリ作品を時に評価し、分析し、また時にハッキリと強く批判しています。特に高畑監督の作品は強く批判しており、それがある意味非常に面白いものとなっています。ですから、今回は押井監督が特に強く批判している『おもひでぽろぽろ』と『平成狸合戦ぽんぽこ』を該当部分をご紹介します。

※今回ご紹介する話は、ジブリが好きな方よりも、むしろ「ジブリウザい、嫌い」などと思ってる方にとっては読んでいて気持ちがいい話かもしれません。

2018-04-16

知っておけばより楽しめる!『平成狸合戦ぽんぽこ』に出てくる「三長老」狸の物語


『平成狸合戦ぽんぽこ』にて、多摩にいる狸たちに招かれて登場した四国の「三長老」、屋島の禿、阿波の金長狸(六代目)、松山の隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)。

彼らはこの作品で創作された狸ではなく、実際に四国では名の知れた狸たちだそうです。今回はこの「三長老」のプロフィールを、書籍『ジブリの教科書8 平成狸合戦ぽんぽこ』の香川雅信さんの解説よりご紹介します。これでぽんぽこもより楽しめるようになること間違いなし!

2015-12-03

「ぽんぽこは私に命をくれた」おろく婆を演じた清川虹子さんの深い思い、高畑監督の熱意


『平成狸合戦ぽんぽこ』に登場する肝っ玉婆さんタヌキ、おろく婆。
「気晴らしじゃ、気晴らしじゃ!」

声を演じられたのは喜劇女優の清川虹子さんです。清川さんはすでに亡くなられていますが、当時の清川さんがこの作品にかけた思いは大変なものでした。書籍「ジブリの教科書8 総天然色漫画映画 『平成狸合戦ぽんぽこ』」に収録されている当時のコメントによると、こうあります。

2013-11-23

高畑勲監督のジブリ作品『平成狸合戦ぽんぽこ』の隠れキャラ、絵コンテでは…?


ジブリの絵コンテから分かること。今回は、『かぐや姫の物語』公開!ということで、高畑勲監督の『平成狸合戦ぽんぽこ』から。



【妖怪大作戦のシーン】
人間の仕打ちに業を煮やしたタヌキたちは、四国3長老を迎え、
ついに「妖怪大作戦」を決行。
人間たちを驚愕させ、恐怖させ、タヌキに対する尊敬と畏怖の念を持たせる!

…はずだったのだが、形部狸(隠神刑部)の犠牲も虚しく、
人間たちの中にはこれを楽しむ者もいたばかりか、
建設中のテーマパーク「ワンダーランド」の社長に、
「妖怪大作戦」の手柄を盗み取られてしまう始末であった…。



この「妖怪大作戦」の最中、
隠神刑部、またはタヌキたちの変化による百鬼夜行の中に、
ジブリの他作品のキャラクターが登場していたのは有名な話です。